千葉県の我孫子市教育委員会は13日、高校入試で使用された同市立白山中学校の生徒の調査書(内申書)に記載ミスがあり、16人が公立高校などの第1希望に合格できなかったと発表した。県教委は内申書の記載ミスがなければ合格していた受験生の数を精査中で、特例的に追加合格させる方向で検討している。本来なら不合格になる受験生の合格取り消しもしないという。 記者会見した市教委によると、今月8日に県内公立高に合格した生徒の保護者が、入試関係書類を情報公開請求。通知表に記載された1年の理科の5段階評価が「5」だったにもかかわらず、調査書は「3」になっていることを発見した。 連絡を受けた学校側が確認したところ、257人中115人で記載ミスが見つかった。3年間の調査書の点数(満点135点)に対し、88人が実際の成績より減点されており、最大の減点幅は4点だった。このうち、24人が県内公立高校の前期試験に不合格。後