浙江省温州楽清市の郊外で1日朝、公衆便所が爆発したことが分かった。女性1人が使用中だったが無事だった。警察は、老朽化した電気回路から出た火花が、屎尿(しにょう)溜めで発生した大量メタンガスに引火したとみている。中国では、下水などで発生したメタンガスによる爆発事故が、しばしば発生している。浙江在線が報じた。 温州楽清市郊外の樟南村で1日午前6時ごろ、公衆便所が「ドン!」という音とともに爆発した。同爆発で、便所全体の壁が外に向って倒れた。内部では女性1人が使用中だったが、用を足す部分に両脇の壁があったことが幸いし、「倒れて気を失う寸前だったが、無事だった」という。ただし、便所の近くを通行中だった女性1人がかすり傷を負ったという。 中国では、たまったメタンが原因で下水などが爆発する事故が多発している。マンホールから燃焼するガスや汚物が噴出して、鉄製のふたを一斉に飛ばす事態も、しばしば報告され