本人は知ってか、知らずか。阪神・和田豊監督(50)のコメントが不可思議な現象を招いている。 たとえば4月17日の巨人戦(東京ドーム)。4本塁打などで1−8と完敗すると「打線の援護がないと勝てない。巨人の選手が長打を打つポイントと明らかに違う」。すると翌日は、8−1の猛攻で圧勝した。 5月17日のソフトバンク戦(甲子園)では、満塁の好機を生かせず3連敗。「しょっちゅう当たる投手ではないから簡単ではないけど、なんとかしてほしかった」と嘆くと、翌18日は1回に新井良太内野手(29)に満塁本塁打が出て連敗を止めた。 だが逆もある。交流戦が残り4試合となった11日。首位のソフトバンクに2ゲーム差とし「(優勝を)狙いたい。選手もその気になっている」とブチ上げたとたん、1勝3敗で7位まで落ちた。16日の楽天戦(Kスタ宮城)では、相手先発の田中将大投手(24)に「土をつける」と宣言したが、今季10度