ザッケローニ監督の退任が決定的なことを受け、日本協会は幹部の帰国後に本格的な後任監督の選定に入る。前回と同様に原博実専務理事が候補者リストを作成して水面下で交渉を進めており、メキシコ代表を2002年、10年と2度のW杯16強に導いたハビエル・アギーレ氏(55)=前エスパニョール監督=が有力候補に挙がっている。 日本協会はW杯開幕前からザック流の攻撃サッカーを継続する方向で意見を統一。アギーレ氏も攻撃的なサッカーを志向するが、関係者は「守備の意識もしっかりしていて、バランスが取れている」と評価している。複数の候補者を含め、慎重に交渉を進めていく。 ただ、ザック流攻撃サッカーの限界が見えた1次リーグ敗退を受け、日本協会内では再び意見が割れる可能性もある。4年前は何人もの候補者に断られ、ザッケローニ監督の就任が決まったのは8月30日だった。 9月5日には新体制の初試合(相手未定・札幌ド)が