厚生労働省は12日、2015年3月卒業予定の高校生の求人・求職状況(7月末時点)を発表した。就職希望の生徒1人に平均何件の求人があるかを示す求人倍率は、全国平均で前年同期を0.35ポイント上回り、1.28倍となった。改善は4年連続。人手不足感が強まっていることを背景に、リーマン・ショックで雇用情勢が悪化する前の09年3月卒以来6年ぶりに1倍を超えた。 15年3月卒の高校生の就職活動は9月16日に解禁される。 全国の求人数は38.4%増の約23万8000人、求職者数は0.1%増の約18万6000人だった。