梅小路蒸気機関車館(京都市下京区)の運営やSL列車『SLやまぐち』の運行など蒸気機関車の動態保存を行っているJR西日本は10月17日、「持続的なSL動態保存の体制」を整備すると発表した。大がかりな検査に対応した設備を整備するとともに、梅小路で保存しているD51形蒸気機関車2両のうちD51 200を修繕し、本線運転を復活させる。 [関連写真] 同社によると、蒸気機関車の動態保存は車両の老朽化など多くの課題を抱えていることから「今後少なくとも数十年程度は安定的にSL動態保存が継続できる体制」を整備することにし、その一環として蒸気機関車の解体検査に特化した専用検修庫を梅小路運転区内に整備する。 JR西日本は蒸気機関車の解体検査を旧・鷹取工場で実施していたが、阪神淡路大震災後、鷹取工場を網干総合車両所に移転したのに伴い、蒸気機関車の検修業務は梅小路蒸気機関車館に隣接する梅小路運転区に移管した。梅