安倍晋三首相は4日の参院予算委員会で、過去の週刊誌の記事を元に首相に対し「脱税疑惑」を尋ねた社民党の吉田忠智党首に対し「重大な名誉棄損(きそん)だ。議員として恥ずかしくないのか。全くの捏造(ねつぞう)だ」と激しく反論した。 吉田氏は「政治とカネ」の問題を追及する中で、首相に関して平成19年に週刊誌が報じた「相続税3億円脱税」疑惑について事実かどうか尋ねた。 ところが、「もう時効だが…」と述べた吉田氏に首相は激しく反応。「まるで犯罪者扱いではないか。失礼だ。答弁できない」と発言の撤回を求め、審議が中断した。 結局、吉田氏は「断定的に申し上げたことは申し訳ない」と陳謝。これに対し首相は「こんなことに時間を使うことに国民もうんざりしていると思う。いくら質問とはいえ、慎んでほしい」と不満そうだった。
【北京=矢板明夫】北京で10、11日に行われるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議まで1週間を切り、中国政府は大気汚染対策に全力を挙げている。北京市では3日、ナンバープレートにより市内を走る乗用車を半数に削減する規制が始まった。操業停止を命じられた工場も多いという。一部の地域では暖房供給も遅らせており、「政府のメンツのために生活を犠牲にするのか」といった不満の声が上がっている。 「中国の夢の実現」をスローガンとして掲げる習近平政権は、APEC首脳会議を国威発揚の場と位置づけている。外国首脳が北京を訪れる前に、何とか大気をきれいにしたい−と、張高麗筆頭副首相を総責任者にして6月から対策に取り組んできた。老朽化した自動車約30万台を強制的に廃車にし、環境破壊と指摘されかねない活動を行っている企業計375社を引っ越しさせるなどの対策を取ってきた。 多くの外国人選手が参加した10月19
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く