新病院建設、「重厚長大な病院は沈没する」−北里大病院の渋谷副院長、データ活用推奨 医療介護CBニュース 11月14日(金)22時18分配信 これから50年間使える大学病院はどうあるべきか―。データに基づいた病床規模の策定や、日本一のチーム医療の実践を目指して新病院の建設などに取り組んでいる北里大病院の渋谷明隆副院長が14日、「HOSPEX Japan 2014」のセミナーで講演し、「重厚長大なだけの病院は沈没する」などと述べ、医療人材の供給といった地域における役割を踏まえた病院建設の重要性を訴えた。【新井哉】 今年5月に開院した地上14階建て、延べ床面積約12万平方メートルの新病院には、外気を積極的に建物内に循環させて空調の負荷を減らす「エコシャフト自然換気」といった“エコ医療環境”を取り入れたほか、コンパクトな病棟のフロアに複数か所のナーシングホールを設け、入院患者らへのアプローチにも