今秋に開かれた、2010女子バレーボール世界選手権(2010世界バレー)。全日本チームは3位という成績を残し、32年ぶりにメダルを獲得した。 【拡大画像や他の画像】 チームを指揮した眞鍋政義監督は試合中、常にiPadを持っていた。画面に表示されていたのは、世界バレーのために特別に開発されたアプリ「Volley Pad」。「iPadのおかげで素早い判断ができた」――眞鍋監督は振り返る。 ●“データ戦”の現代バレー 現代バレーボールはデータ戦だ。ナショナルチーム同士の試合ではほとんどのチームがPCを持ち込み、事前に対戦相手のデータを蓄積・分析した上で作戦を立てる。各チームはデータ入力担当者や、データを分析するアナリストを抱え、試合中にもリアルタイムにデータを分析、作戦を修正していく。 データ収集や分析に欠かせないのが、「データバレー」というWindows用ソフトだ。世界で多くのチーム