「崖」回避策、米下院も可決=大統領署名で成立へ―富裕層に増税、歳出削減先送り 時事通信 1月2日(水)13時7分配信 【ワシントン時事】米下院は1日深夜(日本時間2日午後)に、同日未明に上院で可決された「財政の崖」回避法案を賛成257、反対167で可決した。オバマ大統領の署名で成立の運び。下院の過半数を握る共和党内では、上院法案には十分な歳出削減策が盛り込まれていないとの反対論が出たが、法案の修正は断念。民主議員の大半と、共和の一部議員による支持で法案が可決され、景気に大打撃を与えかねない急激な財政緊縮の回避が確定した。 下院共和党は1日午後1時から、年収45万ドル(約3900万円)以下の世帯に対する所得税などの減税維持と、国防費を中心とした自動的な歳出削減発動の2カ月先送りを柱とした上院法案への対応策を協議。米メディアによると、共和党筋は、上院法案には歳出削減策が不足していることが「共