超主観空間 日本に西洋文明がほとんど入っていなかった、日本が鎖国をしていた江戸末期(19世紀後半)まで、むかしの日本の人々は、今とは違った風に世界を捉えていて、結果、今とは違った風に世界が見えていたんじゃないか?という思いがあります。 しばしば日本画については,日本には西洋の遠近法(パースペクティブ)がなかったので、平面的に描いていたのではないか、といわれます。しかし、当時の人々は日本画のように世界が見えていたから、そのとおりに描いたのではないだろうか?と僕らは、考えています。そして、現代人がパースペクティブな絵や写真を見て空間だと感じるように、むかしの日本の人々は、日本画を見て空間だと感じていたのではないか?つまり、日本美術の平面は、西洋のパースペクティブとは違う論理が発達した空間認識だったのではないだろうか?と、考えています。そして、この日本の空間認識を、僕らは、『超主観空間』と名付