「生身の個人がツイート、僕にとって大事なもの」 ――ツイッターを始めたのはなぜだったのですか。 「2008年2月からHP更新が面倒なので、その代替として始めました。また学生さんに物理の教授は何を考え、どんな日常を送っているかを垣間見てもらうためにです」 「原発事故後も、物理の話題や日常生活のツイートは継続しました。歌舞伎、写真、食べ物など・・・企業や機関のアカウントと違って、生身の個人がツイートしているというスタイルは、僕にとって大事なものですから」 「社会的責任も感じざるを得ない状況に」 ――震災後、科学者としてどういう思いで東京電力福島第一原発事故について発信されていましたか。 「こういったら不謹慎に聞こえるかもしれませんが、(最初は)起きていることをじぶんで確認したいという好奇心からでした」 「どんなデータがあるのか、何が起きているのかをグラフや地図をまじえてツイートし始めたところ、