埼玉県の幸手市と鷲宮町で、一風変わった初詣での準備が進んでいる。 地元を舞台にしたアニメ「らき☆すた」のファンが、作品に登場する神社のモデル「鷲宮神社」を目指してやってくるからだ。登場人物の特別住民票の発行を計画している。キャラクターなどを描いた「痛車(イタしゃ)」の集結も予想され、鷲宮町は役場や町立図書館の駐車場を開放する。 「らき☆すた」は、幸手市がモデルの街に暮らす女子高校生、泉こなたの日常生活などをコミカルに描いた。2007年にアニメ化され、熱狂的なファンを持つ。「鷹宮神社」として登場するのが、関東最古の大社といわれる鷲宮神社だ。 「らき☆すた」効果もあって、今年の正月三が日の人出は前年より約12万人多い約42万人となり、大宮氷川神社(さいたま市)に次ぐ県内2位に躍り出た。 昨年4月、登場人物を住民登録した鷲宮町は、31日夜から正月三が日、神社駐車場で、登場人物の特別住民票を1枚3