前回は、MUSASHIの出力結果をARFFフォーマットで出力する方法を紹介した。ARFFは高機能なデータマイニングツール"WEKA"が採用するデータフォーマットだ。今回はMUSASHIから出力したARFFファイルを、WEKAで実際に利用してみよう。 WEKAは"Machine Learning"、つまり直訳すると「機械学習」の研究と普及のために開発されているソフトウェアだ。機械学習は、コンピュータが経験したことを自動的に取り込み、以降の処理に活かしていくような人工知能的な情報処理の分野であり、データマイニングで利用されるアルゴリズムの多くは、機械学習に関する研究を取り入れたものだ。WEKAは多くの機械学習アルゴリズムを実装した、様々な用途に使える汎用的なシステムだが、今回はMUSASHIと組み合わせた可視化ツール、つまりビジュアライザとして使用する目的に絞って紹介しよう。 今回も、あらかじ
ratioは、ビジネスアクセサリブランドZephyr Rhythm Gridから、新型MacBook Air用の紙製スリーブケース「AIRTEGO」(エアテゴ)の販売を開始した。11インチモデル用/13インチモデル用のそれぞれにブラック/ブラウンの2色が用意されている。価格は、11インチモデル用が3,540円、13インチモデル用が3,680円。 AIRTEGO 専用設計により新型MacBook Airがぴったり収まるフォルダ形状のスリーブケースで、MacBook Airを保護しつつ利便性を保つデザインとなっている。ベース素材は2mm厚のチップボール(板紙)で、表面にはコーティング加工が施されたワニ革調の素材、内側には1mm厚のクッションシートを使用。紙の膨張性を考慮した、きつ過ぎずゆる過ぎない設計となっている。 電源コネクタ部を露出させているので、ケースにMacBook Airを入れたまま
競争が人を進化させるというけれど、テレビ、洗濯機、冷蔵庫など、家電製品はどれも著しい進化をとげている。そのなかで、今も昔もデザイン、機能ともに変わらないモノといったら何を思い浮かべるだろうか。のんびりしている家電の代表といえば扇風機である。羽に丸型のガードがついたデザイン、機能は首ふりに、タイマーといった定番ものがずっと変わらずについていた。 ダイソン「エアマルチプライアー」。羽がないのにしっかり風が送られる ノスタルジーに浸るなら、扇風機が一番……、だと思っていた。ところが、競争とは無縁の楽園だったはずの扇風機の世界に変化が訪れた。先日、近所の家電量販店に行ってみると、扇風機コーナーに、「これが扇風機?」と声をあげたくなる製品が並んでいたのだ。それは、ダイソンの「エアマルチプライアー」といって、扇風機なのに羽がないのである。が、しっかり風は出ている。ダイソンの商品説明によると、羽がないか
リクルートのメディアテクノロジーラボは9月8日、第6回「Mashup Awards」(以下、Mashup Awards 6)の作品募集を開始したと発表した。 リクルート メディアテクノロジーラボ 局長の木村稔氏 Mashup Awardsは、その名の通りWebサービスのマッシュアップアプリケーションを対象にしたコンテスト。「Webサービス企業や開発者とともにIT業界の発展を」という基本理念の下、「Quality of Developer's Lifeの向上」、「Webサービスの発展」の2つを目的として掲げており、アイデア、完成度、デザインの3つの側面から審査が行われる。 今回は、56社が協力企業に名を連ね、179種類のAPIが提供されている。APIのジャンルも、地図や写真、動画、ブログなどのお馴染みのものから、Android、ゲーム、クイズ、クーポン、課金に至るまで多岐にわたっており、リク
米GoogleがMac版「Quick Search Box」の開発者向けプレビューをリリースした。 Quick Search Boxを起動している状態で、Commandキーを2回続けてたたくと検索ボックスが現れ、すばやくデスクトップ検索やGoogle検索を行える。アプリケーションのラウンチャーとしても便利だ。同様の機能はMac版Google Desktopにも組み込まれており、現在公開中のQuick Search BoxはWidgetsなどを省いた簡易版のGoogle Desktopに見える。 Google MacチームのNicholas Jitkoff氏とDave MacLachlan氏によると、現在のMac版Quick Search BoxはiPhone用Google Mobile Appに比べても実験的なプロジェクトであり、コンテクスチュアル・サーチ、アクション、拡張性など同チームが
Webサービスのマッシュアップ開発コンテスト『Mashup Awards 5』(MA5)が11月29日に開催され、Twitterなどのソーシャルメディアのアカウントを利用したMEX氏の『Social Combat V』が最優秀賞に選ばれた。参加者総数582名、応募作品数は346作。 Mashup Awardsはリクルートが主幹事を務めるマッシュアップ開発コンテスト。第5回開催では「マッシュアップは目的ではなく、新しいユーザ体験を実現・提案するための手段である」とし、技術指向からアイディアやユーザビリティに根ざしたマッシュアップを指向する考えを改めて表明している。 「Social Combat V」の開発者MEX氏には賞金100万円が贈られた 最優秀賞に選ばれた「Social Combat V」は、ソーシャルメディアのアカウントを使ってユーザ同士が対戦する"ステータスバトルゲーム"。Twit
A List Apart - for people who make websites Robert Hoekman Jr.氏がA List ApartにおいてThe Myth of Usability Testingのタイトルのもとユーザビリティテストに関するよく言われている誤解についてまとめている。ユーザビリティの専門家であるRolf Molich氏の調査報告の例を引き合いに出しながら、ユーザビリティテストにおいて注意すべき点をまとめている。Rolf Molich氏の例では何チームかに分けてユーザビリティテストを実施したところ、ごく少数の問題だけが共有で報告され、あとはほかのチームでは問題として報告されないものがほとんどだったという。こうした結果から、対処すべきユーザビリティ問題に優先順位をつけることは難しいという流れだが、Robert Hoekman Jr.氏はそれは試験の方法に問題
MerapiはAdobe AIRプラットフォーム上で動作するアプリケーションとJavaアプリケーションを連携させるためのソフトウェアである。Merapiを利用することで、AIRアプリケーション側に外部のJavaプログラムと対話するためのインタフェースを仕込んでおき、そのインタフェースを利用してJavaアプリケーションとの間でオブジェクトの受け渡しをすることが可能になる。 Merapi自体はJavaで実装されており、ユーザのクライアントマシン上で実行されるAIRおよびJavaアプリケーションをターゲットとしている。MerapiはJavaアプリケーションとAIRアプリケーションの間を繋ぐブリッジとして動作し、極めてシンプルなメッセージ交換だけで両者間のデータ(オブジェクト)の受け渡しを行うことができるようになっている。 プロジェクトサイトには、Merapiが開発された経緯としてAIRアプリケー
「クリエイターとは何か? -まとめて読みたいクリエイター名言集」に続き、マイコミジャーナルのインタビューでクリエイターたちが語った「クリエイターになる方法」に関する発言を集めた。クリエイターたちはどのようにして、「プロ」のクリエイターになったのだろうか? そのヒントが、これらの発言の中にある。 ただ表現すればよい マンガ家としてデビューしてから、映像作家となったタナカカツキ マンガ家としてデビューした後、映像作家としてもその価値を確立したタナカカツキ。彼は、自身のデビュー当時と現在のツールの能力などの違いを例に挙げ、クリエイターを目指す人々にとってより有利でオープンな環境が用意されていると語った。 タナカカツキ「僕は40歳なんですけど10代、20代の頃は自己表現の欲求が凄いありました。でも閉ざされた世界だった。ほとんど自分の表現を世に問う手段がなかったんです。でも、今はツールでも、出力する
マイコミジャーナルの独占インタビューにて、これまで、様々なジャンルで活躍するクリエイターたちが、創作に関する話をきかせてくれた。彼らの言葉には、創作・制作現場の第一線で活動している人間ならではの重みがあり、またクリエイターを目指す人々へのヒントとなる何かが隠されている。そんな彼らの発言をいくつかピックアップして紹介する。また、この機会に彼らのロングインタビューを熟読してみて欲しい。 酒井景都が創る理由 クリエイターとしても活躍する酒井景都 モデルや、中田ヤスタカとの音楽ユニット「COLTEMONIKHA(コルテモニカ」としての活動で知られる酒井景都。彼女は自身のファッションブランド「Made in COLKINIKHA(メイド イン コルキニカ)」を立ち上げ、デザイナーとしても活動している。彼女は自身が創作する理由を、こう語ってくれた。 酒井景都「自分の頭の中にある好きなモノ、アイディアや
NTTレゾナント 技術マーケティング部 藤代裕之氏 ネットの未来について若手研究者や経営者が語る「gooラボ ネットの未来カンファレンス」(主催:NTTレゾナント/運営:アジャイルメディア・ネットワーク)が先月29日、日石横浜ホール(神奈川県・横浜市)で開催された。メインセッションとなる「ネットの未来放談・大喜利」。司会を務めた藤代裕之氏(NTTレゾナント)の「筋書きはまったくございません」との言葉どおり、チームラボ・猪子寿之氏、Cerevo・岩佐琢磨氏、マイクロソフト・楠正憲氏、勉強会コミュニティ GnZ・森正弥氏(楽天技術研究所代表)という濃いパネリストからはさまざまな話題が飛び出した。 メインセッションのお題目「ネットの未来はどうなっていくのか」。各パネリストがネットの将来像について語り合う中で、「グローバル化する社会での必要なスキル」「コミュニケーション能力」「日本に育つことの重要
拭き跡の残らない乾式クリーニングクロスを求めて 3種類の乾式クリーニングクロスを拭き比べしてみました それにつけても、液晶パネルを利用した製品の多さよ。ノートPCに薄型テレビ、携帯電話などなど、筆者の書斎を埋め尽くさんばかりの勢いだ。 そこで浮上するのが、液晶パネル表面の汚れをどうするかという問題。以前はもっぱら表示装置として利用していたため気にならなかったが、近頃ではiPhone / iPod touchのように入力装置を兼ねたものも増加、汚れ対策は急務となった。徹底的かつ効率的に汚れを落とす清掃グッズが必要だ。 しばらく使い捨てのウェットティッシュ風不織布を利用していた筆者だが、湿式はどうしても拭き跡が残る。そこで乾式のクリーニングクロスを購入すべく量販店へと足を運び、品定めを始めたところ、製品により布地の繊維に違いがあることを発見。どれがいいかわからないため目に留まった3製品を購入、
インタラクションデザインをインタラクションする 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに研究室を構える安村通晃教授率いる安村研究室では、『記憶する住宅』の筆者と共同開催した2005年の『家展』以降、さまざまな企業や研究室と共同あるいは単独で『電車展』(2006)、『カフェ展』(2007)、『おしゃれ展』(2008)と、年1回以上のハイペースで、インタフェースデザインの展示会を開催してきた。 インタフェースデザインとか、ユーザーとのインタラクションまでを再デザインするインタラクションデザインというジャンルでは、生活そのものを見つめて再デザインすることが重要である。安村研究室はその成果を活発な頻度で世に問い、展示会として表現して展示会でもインタラクションして研究活動を活発に進めている。これは、従来の研究室に閉じこもったスタイルとはずいぶん異なる。 インタラクションデザインは、つねにユーザーと密接につな
インタラクションデザインをインタラクションする 慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスに研究室を構える安村通晃教授率いる安村研究室では、『記憶する住宅』の筆者と共同開催した2005年の『家展』以降、さまざまな企業や研究室と共同あるいは単独で『電車展』(2006)、『カフェ展』(2007)、『おしゃれ展』(2008)と、年1回以上のハイペースで、インタフェースデザインの展示会を開催してきた。 インタフェースデザインとか、ユーザーとのインタラクションまでを再デザインするインタラクションデザインというジャンルでは、生活そのものを見つめて再デザインすることが重要である。安村研究室はその成果を活発な頻度で世に問い、展示会として表現して展示会でもインタラクションして研究活動を活発に進めている。これは、従来の研究室に閉じこもったスタイルとはずいぶん異なる。 インタラクションデザインは、つねにユーザーと密接につな
AIRが持つHTMLレンダリングエンジン さて、今回はAIRが持つHTMLレンダリング機能について解説したい。 当連載の初回でも簡単に説明したとおり、AIRはWebブラウザの機能を内蔵している。おかげで、AIRはFlexによる開発だけではなく、標準的なHTML/JavaScriptを用いてアプリケーションを開発することが可能となっている。そして、Flexをベースとして開発されたアプリケーションであっても、このHTMLレンダリングエンジンを利用してWebページを表示したり、操作したりすることもできる。ちなみに、AIRランタイムに含まれているのはApple SafariブラウザのベースとなっているWebKitというHTMLレンダリングエンジンだ。 このHTMLレンダリング機能を用いると、インターネット上のWebページといえども、アプリケーションの構成部品として自在に取り扱うことが可能となる。こ
大容量化するHDD、高速化するCPUとPCで動画を扱うことは、ごく一般的になりつつあります。一方で、2011年には地上波のデジタル移行が進められています。PCでテレビ放送を録画している人も多いでしょう。YouTubeなどの動画配信サイトの普及もあり、動画をPCなどで楽しむ機会はより増えてきています。また、ビデオカメラで撮影した動画をPCで編集することもあります。 ところが、動画再生をしようとして、再生できなかったり、ファイルサイズの巨大さから扱いに苦慮したりという方も少なくないと思います。動画データと一言でいっても、非常に多くの規格が存在します。しかし、それらを汎用的に扱う方法が、限られているのも現状であるかと思います。本稿では、動画についてその仕組みから解説していきたいと思います。 最新の動画データでは、H.264という仕様で動画データが作成されています。この仕様は、もともと携帯端末で動
Amazon.co.jpに「Mac OS X v10.5 Leopard(仮称)」のページが登場した模様です。いわゆる予約販売用で、現在のところ商品の入荷次第メールで知らせるための登録しかできませんが、近々発売開始となる可能性は高いかも。それはともかく、iPodを接続したiTunes 7.1に「07/03/13上のアップデートを……」と表示されることが、新ファームウェアの登場が近いようで、とても気になるのですが。 さて、今回はSONYのUSB接続型ICカードリーダ/ライタ「PaSoRi(RC-S320)」について。長らくOS Xでは使えなかったUSBデバイスだが、データの読み取りを可能にするライブラリとアプリケーションが公開された。GUIの整備までは進んでいないものの、SuicaやEdyカードの残高照会には十分使えるので、ICカード好きな読者にはぜひとも試していただきたい。 もうすぐPAS
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