さて、2010年も残すところあと一日となりました。 ということで、今年の総括含め、自分が最も印象的だった広告キャンペーンからベスト3を少々。 そこから垣間見える傾向やヒントを抽出してみよう、がその意図です。 No.3 “Tabio Slide Show” 感動的なほど鮮やかに、ECサイトが持つ可能性と新たな方向性が提示されたネットコンテンツと思います。 「靴下をどう魅力的に演出するか?」という課題に対し、 きっと誰しもが持っている靴下への原体験=「靴下を滑らせる」という、おそらく最も強くて太い解。 それをバン!とど真ん中に提示しながら、マウスを、指を、滑らせ閲覧していく、というインターフェイスにおいても一貫された表現アイデア。 企画の太さと表現の強さいう点では、今年のネットコンテンツの中で、群を抜いた素晴らしいものだと思います。 そしてもう一つのポイントは、利便性でなく、
Posted by kUtsunomiya | Posted in Art, Inspiration, Movie | Posted on 12-12-2010 一時中断されていた、ヴィム・ヴェンダースと故ピナ・バウシュとのコラボレーションによる、3Dドキュメンタリー「Pina」のトレイラーが完成! ピナの作品が一気に流れてくる様は、トレイラーで一部見るだけでもその美しさにぞくっとします。 完成が本当に楽しみ。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Ads, Inspiration, Web Site | Posted on 23-11-2010 このプロモーション発想は、非常に面白いです。 洗剤メーカーの「ドメスト」と「世界トイレ機構」による、11月19日の「世界トイレデー」に合わせて立ち上げられた「FLUSH TRACKER」という名のWebサイト。 FLUSH TRACKER そのコンセプトとは、 トイレで用を足した後の、自分の排せつ物がどのように下水道をたどり、流れていくのか、 その道筋とスピードを、Googleマップを使う事で追跡できる。 というものです。 主な機能としては、 自宅の郵便番号を入力すると、自分の排せつ物がどのように流れていったか、のトラッキングを開始し、視覚化していく、というもの。 また、サイト内の「SEE ANOTHER
Posted by kUtsunomiya | Posted in Ads, Inspiration, Marketing | Posted on 07-11-2010 タイ・バンコクのブックストア “A book” による、「受付の待ち時間」を活用した、非常にクレバーな書籍のプロモーション施策。 受付における「待ち時間」で求められる、声にならない声とは「待つ間の暇が、少しでも有意義に潰せる」ということ。 そのインサイトに着目したのが「発券される番号札をメディアと捉え、新刊書籍のストーリーの概要をプリントする」というアイデア。 この施策は「人々の退屈な時間を少しでも有意義なものにする」という事を通じ、 「新刊書籍のプロモーション」ともなり「書店の認知と誘引」の役割も果たす、という1つの施策で3つの解決を担っているところが秀逸な点でしょう。 そして、さらにこの施策が優れている点は
Posted by kUtsunomiya | Posted in Ads, Art, Design, Inspiration | Posted on 24-10-2010 この表現アイデアは、とてもユニークと思います。 「口紅のプロモーション」というお題に対し、「口紅そのもの」を使ってLED風ディスプレイ装置を作る、というかたちで答えた作品。 Lipstick Enigma from Janet Zweig on Vimeo. 1,200本もの口紅が、ゆったりと浮き出ながら文字を構成していく様は、非常に艶やか。 ビューティのジャンルにおいては新規性を強く持ちながらも、商品そのものが持つ美しさ、微かに漂うエロティックさ、が表現されている作品です。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Design, Inspiration | Posted on 17-10-2010 一見、無重力状態であるかのような傾き、そして留まりを保持したマグカップ。 ソーサーの底に引っ掛ける穴があり、そこに差し込むかたちで、無重力感を演出している、という仕掛けな模様です。 が、面白いのは、カップを引き上げるその力の解釈。 よく見ると「Love」と描いてあります。 愛があなたのマグカップを引き寄せる、というアクセント。 無重力をマグカップで演出する、というアイデアだけでも十分面白いですが、 このちょっとしたきゅんとさせる演出、ニクいです。 こういったちょっと素敵な気分にさせるアイデア、美しいですね。好きです。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Design, Inspiration | Posted on 04-10-2010 これまでの「医師」を中心とした医療機器の開発プロセスでなく、 「患者が利用するシーンを中心とした」ヘルスケア機器を開発していくプロセスが必要、 という思考から、数多くの患者への観察とインタビューに基づいた、 次世代のメディカルデバイスを提案するコンセプトムービー。 病歴へのリアルタイムアクセスから、シミュレーション、自身のデバイスへのシンク、さらなる自身による検索/学習など、患者が必要とおもわれるさまざまな「コト」が、ムービーの中で語られています。 デバイスの開発に関してが、本当は趣旨ではないと思われますが、 「Patient-Centered (患者中心)」という考え方と、デザイン思考または手法によるアプローチに関しては、
Posted by kUtsunomiya | Posted in Art, Design, Inspiration | Posted on 20-09-2010 11月21日まで開催されている、第12回ベネチア・ビエンナーレ国際建築展2010。 その中からの、近藤哲雄 × マティアス・シューラーによるインスタレーション「Cloudscapes」。 圧力と温湿度が異なる3つの空気層を室内につくり、中間の層に雲を人工的に発生させる、という仕組みだそうです。 螺旋を描きながら上空へと昇る体験は、あたかも雲の上を歩くような、新しくも夢のような感覚体験ではないかと想像できます。 これは素敵ですね。凄く体験してみたいです。 近藤哲雄氏ウェブサイト
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Marketing | Posted on 01-03-2010 これは全く新しい、映画の在り方/観客動員へ理由づくりの在り方だと思います。 チャンネル「13th Street」が提供するホラー映画『Last Call』による、 映画の主人公と観客とが対話できる/そしてその対話によって映画の物語が変化していく という、新たな観客参加型の体験の提供です。 “LAST CALL” 13th Street LAST CALL – 13th Street from stephan pauly on Vimeo. Agency: Jung von Matt/Spree, Berlin 観客は、映画のチケットを買う前に、自分の携帯番号を予め提示します。 1回の上映につき、選ばれる観客は一人。
先日の、“HIGH5 3™” での伊藤直樹さんの講演。 参加された多くの方が感じられたのではないかと思いますが、素晴らしい内容でした。 広告の講演でここまで感動したのは、自分も初めてなくらいな内容でしたので、 頭を整理するために、少々まとめてみることにしました。 自分の解釈が多分に含まれている点と、少々長い点、いくつか割愛している点に 難があるかもしれませんが、行かれなかった方にも、なんらか役に立てればうれしく思います。 ・人に受け入れられるために必要なのは、「良心」と「カタルシス」 Coca-Cola “Happiness Factory” ゴミ山のような、溢れた情報/広告の中で、人に/コミュニティに、 受け入れられるためには、何が必要となるのか?という問いに対する 答えが「良心」と「カタルシス」。 「良心」とは、「ああ、そうなんだよねー」と受け入れてもらうための、
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