Official: www.hanstan.net Interview by Arata Sasaki シンガポール国立大学でデザインを学び、2008年にスタジオを設立した Hans Tan は、デザイナーであり、キュレーターであり、教育者でもある。 以前、HITSPAPERでも取材を行った FARM ともコラボレーションするなど、シンガポールでも要注目のデザイナーの一人だ。 今回は、多岐に渡る活動を行う Hans Tan に、それぞれの領域の連関性や、理念、デザイン・アートの未来をどのように捉えているか話を伺った。 - デザインと出会ったのはいつですか? Hans Tan: 大学進学の際に偶然デザインに触れました。 それまでは人生において私が何をすべきか、何がしたいのか? 解りませんでしたね。 その後は、シンガポール国立大学でデザインを学び、2008年に Hans Tan スタジオを設立
山口情報芸術センター[YCAM]にて、メディアアートの技術的な側面に着目し、科学とアートの対話が生み出す創造性について、社会的な意義を含む幅広い視点から紹介する展覧会シリーズ「LabACT(ラボ・アクト)」がスタートする。 第1回目となる展覧会はアメリカを拠点に、視線による描画装置を開発するプロジェクト「The EyeWriter (ジ・アイライター)」。 「The EyeWriter」は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で体が麻痺したアメリカのグラフィティアーティストが「再び絵を描けるように」という願いをきっかけに、2010年に始まったプロジェクト。 アーティストやエンジニアをはじめ、世界各地の多くの参加者によって、オープンソースソフトウェアと手軽なデバイスによる、目の動きだけで絵を描く装置が開発され、現在も改良が進められている。本展では、新しいテクノロジーと、技術や情報のシェアの思想を色濃
G/P gallery にて、旧式のオープンリール式磁気録音機を現代のコンピュータとドッキングさせ、「楽 器」として駆使して演奏するプロジェクトを発表するグループ「Open Reel Ensemble」の展示が開催される。 Open Reel Ensemble は2009年に結成され、リーダーの和田永を中心として、その場で声や音をテー プに録音、リールの回転や動作をコンピュータで制御したり、人力で操作することでアンサンブルで音楽を奏でる演奏・パフォーマンスを行ってきた。その活動は海外でも高く評価され、2011年Sonar Festival (スペイン)、ARS ELECTRONICA (オーストリア)でも絶賛を浴びている。 今回は Open Reel Ensemble 初の音源となる「Tape to Tape」オープンリールテープ盤リリースを記念し、G/ P gallery内に Open
メディア・アートの先駆者モホイ=ナジにちなみ、ノート職人・黒澤俊介による工房「FOLK notebooks」と、あのNTTドコモのCM「森の木琴」を手がけた「ドローイングマニュアル」が美術館で楽しく遊べる実験室を5日間限定でオープンする。 実験室にはインタラクティブな仕掛けをされたノートが用意されており、そのノートに描くと、あっと驚く映像が出現するそうだ。頭の中のイメージが羽ばたいていく、そんな驚きと発見に満ちた知的な週末を緑豊かな庭園に隣接されたギャラリーで過ごしてみてはいかがだろうか? また会場では、自分好みの仕様が選べるセミオーダーメード・ノートの製作実演販売も予定しているそうだ。 実験のあとは自然の中を散策するのも良いかもしれない。秋香るこの素敵な時期にぜひ足を運んでもらいたい。 --- FOLK notebooks と DRAWING AND MANUAL による視覚の実験室 日
本とアイデアのレーベル「numabooks」と、グラフィック/アートコレクティブ「NAM」のコラボレーションによる移動式本屋シリーズ第二弾「numabookcat」が、NADiff Window Galleryにオープンしている。 これは、numabooks × NAMによるグラフィック作品であると共に実際に購入できる本屋。 PUBLIC/IMAGE3D.にて行われたNAMの個展「A FANTASY IN LIFE」にて発表し、 その後IID世田谷ものづくり学校エントランスに巡回した「NUMABOOKFACE」シリーズの新作となる。 積まれている文庫本はすべて販売されており、購入者が本を選ぶのではなく、 「あなたのことを教えてください」という質問への回答をもとに、購入者をイメージしながら numabooksが選書し、後日郵送にて発送する仕組みになっている。 選書販売価格は12冊セットで¥4
博報堂、ロンドン芸術大学CCWカレッジ、コクヨRDIセンターが、企業との新規事業・新製品、新サービス開発を視野に入れたアイデア開発プロジェクト『eden(エデン)』を発足させた。 このプロジェクトの成果物として、8月25日より東京・西麻布のKREI open source studio(コクヨRDIセンター)にてエキシビジョンが開催される。 本展示では、「『Drawing=書く・描くこと』の可能性を捉えなおす」というテーマのもと、博報堂、ロンドン芸術大学CCWカレッジグラフィックデザインクラス(ジェフ・トーマス - ショウ教授担当)、コクヨ社内デザイナーたちが、立場越え、ワークショップを行い、世界共通の「営み」を共に捉え直す事で、クリエイティビティの多様性と共通性を見いだし、日常行為が持っている新しい可能性を捉え直す。 エキシビジョンでは、edenのコンセプトプレゼンテーションや、ロンドン
Carsten NICOLAI 《autoR》 2010 Photo: René Zieger Courtesy Galerie EIGEN + ART, Leipzig/Berlin and The Pace Gallery 4回目となるヨコハマトリエンナーレ2011では、「OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知ることができるか?- 」というタイトルのもと、世界や日常の不思議、魔法のような力、さらには超自然現象や神話、伝説、アニミズム等に言及した作品に注目する。この方向性は、決して科学の限界を問うものでも、また神秘主義を讃えたり、単にアートの娯楽性のみを追求するものでもない。それよりも、こうした科学や理性では解き明かせない領域に改めて眼を向けることで、これまで周辺と捉えられていた、あるいは忘れ去られていた価値観や、人と自然の 関係について考えるとともに、より柔軟で開かれた世界と
2011年8月3日(水)より、村上美術株式会社のディレクションによる展示会「東京ゲストハウス」が、伊勢丹新宿店本館5階=ザ・ステージ#5にて開催される。 本展のコンセプトは、「モノ+デアイ 物、者 出会い」「モノデ+アイ モノで愛」。東京は日本の良いモノ、おもしろいモノが集まる都市である。人はそれを求め東京に集い、今の暮らしにとっての新しさを求め東京から出て行く。多くのモノが交錯する中で、それぞれのオリジナルミックスが展開されるのが東京である。「東京ゲストハウス」は日本人としての生活を楽しみながら、自分好みに価値を置くクリエイターが共に生活するハコ。古き良き日本の生活様式に憧れを持ちながら、多国の文化と共にあるコンテンポラリーな日常を提案する。 「東京ゲストハウス」は明治時代に建てられ、リノベーションされた古民家をイメージしている。明治~昭和時代の急激に建物のスタイルが変わった大きな変
革新的な映像表現で知られる音楽レーベル「W+K Tokyo Lab」のBruce Ikedaと、YouTube 590万ヒット、カンヌ金賞で話題の「森の木琴」のコンテンツ・プランナー、Jun Nishida による音楽映像ユニット「SIDECAR」より、「写真集×ミュージックビデオ」をコンセプトにした新しいタイプのアプリ「Photographic Video Music」がリリースされた。 このアプリの最大の特徴は、「写真集×ミュージックビデオ」をコンセプトに、フォトグラファーによって撮影されたフルHDの高画質動画と、厳選された東京発のエレクトロニック・ミュージックを掛け合わせ、音楽と映像のシンクロ感が徹底的に追求された映像作品の質感である。 メインの動画以外にも、Photographic Navigation と呼ばれる動画のどの部分が、地球上のどこで撮影されたか、ビデオのスクリーン・キ
キヤノンギャラリー S(品川)にて、水中写真家 鍵井靖章氏による写真展『青い地球のカシュ』が開催中だ。会期は、2011年7月1日(金)~8月11日(木)。 本展では、世界の海に潜り、プランクトンからクジラまで海中のあらゆる事象を独特の世界観で写し撮る水中写真家 鍵井靖章氏が、これまでに撮影した多種多彩な生物たちの姿やその営みなど、未発表作品を含めた約80点の作品を展示する。 タイトルにある"カシュ"とはフランス語で「隠れ家」という意味で、会場では生物の大切な隠れ家である海の中の美しく神秘的な世界を垣間見ることができる。 なお、作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示しており、そのクオリティの高さも必見だ。 地球の壮大な美しさを感じると共に、私達が守るべきものがはっきり見える展示なので、ぜひ足を運んで体感して欲しい。 --- 鍵井靖章 写真展 『青い地
7月15日(金)から2週間、話題のHOTEL ANTEROOM KYOTO内「Gallery 9.5」を会場に、視覚障がい者施設と協力し点字を用いたプロダクトアイテムの展覧会「Lux」が開催される。 人間の知覚の約8割を占めると言われる視覚が失われた場合、私たちはどのように世界と接することができるのだろうか。また、視覚を失った人たちはどのように世界を感じ、接しているのだろうか。 今回はこの大きな問いへの小さな解答として、見えるものが見えなくなり、見えないものが見えてくる感覚を裏返すようなシンプルなプロダクトアイテムを開発し展示する。また、会期中16日には会場にて視覚障がいを持つ方が直接点字のタイピングを実演する。 あくまでも現実に同じタイミングに存在している視覚障がい者たちの「みえない」という現実とその世界をプロダクトを通し伝え、感じ、気に留め、次の活動につなげるためのプロジェクトのスター
脚本をウィリアム・ジョイスが担当したアニメーション映画「The Fantastic Flying Books of Mr. Morris Lessmore」が5月にリリースされたが、この映画のiPadアプリが非常に良く出来た電子書籍に仕上がっている。 このアニメーション映画はオズの魔法使い等のファンタジーにインスピレーションを受けて製作されたものだが、iPadアプリもその世界観を壊さないようなインタラクティブ絵本となっている。 このアプリを制作するにあたって、絵本だけでなく、電子書籍ならではアイデアを制作したMoonbot Studiosはディベートを重ねたと言う。 単純に、紙からの移行ではなく、こうした工夫がこれからの電子書籍の未来を担うだろう。 現在、英語版のみの販売だが、$4.99と安価なので、ぜひダウンロードして体験して欲しい。 --- iTunes store : http://
今年で3回目を迎えるTHE TOKYO ART BOOK FAIRが、今年も3331 Arts Chiyodaで開催される。 THE TOKYO ART BOOK FAIRは、アジア最大の規模を誇るアートブックフェア。今年は150組を超える出版社、ギャラリー、アーティスト、ブックショップ等が世界中から一堂に会す。フェアに合わせ発表される新作を、出展者とのコミュニケーションを楽しみながら購入することができる。本年度のメインテーマは「TIMELINE」。3つのエキシビションなどZINE'S MATEのオリジナルコンテンツを通じて、過去・現在・未来を繋ぎ、進化し続けるアートブックの魅力を再発見していく場所となるだろう。 今年も前回より出展者が増加し160組、また、ZINE'S MATEショップへの参加者を合計すると300組近くのクリエーターが参加する。アメリカからはアーティストのRich Jac
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