安倍晋三元首相の銃撃事件をめぐり、現場に慰霊碑を設置しないと判断した奈良市の仲川げん市長に殺害を予告するメールを送ったとして、奈良県警奈良署は21日、愛知県稲沢市の無職の男(61)を脅迫の疑いで書類送検し、発表した。「自分の感情を市長にぶつけるため、メッセージを送った。このようなことをして、大変迷惑をかけた」などと話しているという。 署によると、男は1月17日午後9時25分ごろ、自身のスマートフォンで奈良市役所のホームページにある問い合わせフォームに「安倍元総理の慰霊碑建立に反対とは貴様何様のつもりだ」「てめえのような奴は、早くあの世に送ってやるから覚悟しておけ」などと書き込み、市長を脅迫した疑いがある。「きつい言葉を並べれば考えを改めるかもしれないと考えた」という。 仲川市長は警察の発表を受けて、「多くの国民が安倍元首相の殺害に胸を痛める中で、このような行為が行われたことに対し、強い怒り