おじさんが少女とつきあう漫画が増えている? 私は以前から「サラリーマンを描いた漫画」に興味があり、1960年代の作品から現在連載中の作品に至るまで、多くの漫画を読んできました。日本人男性のマジョリティであるサラリーマンを描く大衆文化には、それぞれの時代の代表的な労働観や人生観が投影されます。だからサラリーマンを描いた漫画を通して、日本人そのものを深く知ることができると思っています。 そんな中で最近、気づいたのです。サラリーマンが少女とつきあう漫画が増えているのでは? と。 きっかけは、おそらく『恋は雨上がりのように』(眉月じゅん/小学館/2014〜2018)のスマッシュヒットです。陸上選手としての夢をケガによって断たれた女子高生が、ファミレス店長である冴えない中年男性に恋をする話です。年の差が28歳もあるプラトニックな純愛を描いたこの作品は、2018年にアニメ化と実写映画化が行われ、全10
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