相次ぐ被害 大手の求人広告から応募した「海外での高級腕時計の買い付け」のバイト(バイヤー)を行い、被害に遭うケースはこれまでに何度も発生しています。昨年春頃に、その種の求人広告がみられるとの情報があり、コロナ禍があけて海外に旅行する人も多くなるなか、注意喚起が必要と考えて、その求人募集をする会社の面接を受けた方の記事も書きました。 昨年末、突然、この会社からの入金がストップして多額の負債を背負ったという報告が次々に寄せられました。バイヤーをして、2500万円以上と、約1800万円もの被害に遭ったお二人に話を聞くと、過去の事件との共通点も多くあることがわかってきました。この他にも1000万円以上の被害も複数寄せられており、東南アジアを舞台にした今回のケースは氷山の一角である可能性があり、億単位の巨額な被害に上る恐れがあります。 50代女性の田川さん(仮名)は22年頃に、知人の紹介をきっかけに