イーロン・マスク氏のX(旧Twitter)は、言論の自由を基盤としている。 ところが、その言論の自由は徐々に有料言論に傾きつつある。 Xに出回る偽情報に立ち向かうのは、ますます難しくなるかもしれない。 イーロン・マスク氏のような自称「言論の自由絶対主義者」が自分の意見をネット上で共有したい人々に料金を請求するのは、まずい考えだ。定期的に料金を払うよう要求されるなら、「言論の自由」はとても「自由」とは言えない。 しかし、マスク氏は「言論の自由」から「無料」を取り去る壮大な計画をXに対して持っているようだ。ただ、今ほど難しいタイミングはないだろう。 マスク氏が所有するソーシャルメディアX(旧Twitter)は先週、ニュージーランドとフィリピンで新規にアカウントを作成したユーザーを対象に「Not A Bot(ボットじゃない)」と呼ばれる、年間1ドル(約150円)の使用料を課す新しいサブスクリプシ