(CNN) ロシアのプーチン大統領は17日、同国を訪れたアフリカ7カ国首脳らの使節団と西部サンクトペテルブルクで会談し、ウクライナ侵攻をめぐる「建設的な対話」に積極姿勢を示した。 プーチン氏は会談で、「アフリカの友人たちによるウクライナ危機へのバランス良いアプローチに敬意を表する。正義の原則と関係国の正当な利益への配慮に基づいた平和を望むすべての相手との間で、建設的な対話に応じる用意がある」と述べた。 紛争解決に向けたアフリカからの提案があれば検討するとも表明する一方、交渉を拒否しているのはウクライナ側だと強調した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、アフリカ首脳らとの会談後に改めて、ロシア軍が占領地から完全に撤退した後で初めて和平交渉が可能になると主張していた。 使節団はプーチン氏との会談でウクライナとの仲介役を務める構えを示し、対話と譲歩、双方のエスカレーション抑止を呼び掛けた。