米国食品医薬品局(FDA)は、イーロン・マスクが設立した人間の脳とコンピュータを接続するデバイスのスタートアップ「ニューラリンク(Neuralink)」による、人体実験開始の申し出を却下した。ロイターが3月2日に報じた。 マスクは同社の脳インプラントが、自身や子どもの脳に挿入できるほど安全だと主張しているが、FDAによる拒絶は、物議を醸すスタートアップにとって大きな痛手となった。 ロイターの取材に応じたニューラリンクの現・元社員ら7人によると、FDAは同社の申し出を2022年初めに拒否していたという。これは、マスクが昨年11月に「早ければ2023年5月に人体実験を開始する」と発言したことを考えると驚くべき事実だ。 ニューラリンクは昨年、3月7日までにFDAの承認を獲得すると宣言したが、この目標の達成はほぼ絶望的になった。ロイターは、関係者の話として、当局の反発を考えると今後も承認が得られる
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