いじめを「ただ見ているだけ」の人たち ある同僚が、誰かを繰り返しいじめている場面に遭遇したとしよう。あなたならどうするだろう? 自分ならきっと、止めるために干渉するはず──誰もがそう思いたいものだ。 だが調査によると、組織の中でいじめを目撃した従業員のほとんどが、被害者を助けるために行動していない(ただ傍観していた)ことがわかっている。いじめを目撃しても「何もしなかった」と報告する従業員が60%に上った組織もあった。 なぜこのようなことが起こるのだろう。これはどのような影響をもたらすのだろう? 私たちの最近の調査から、これらの問題に関する重要なヒントを得ることができた。 職場のいじめとはつまり、従業員が嫌がらせを受けたり、グループから排除されたり、あるいは仕事に悪影響を及ぼすような行為を繰り返し受けていることを指す。明らかな身体的暴力行為から、あざけりや侮辱、グループから排除するといったよ
![職場のいじめを目撃しても大半の人がただ「傍観するだけ」の心理的な理由 | 建設的に解決するにはどうすれば?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e5e203fc2771868c165f65d22c8392d91726427/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2022%2F05%2F25043708%2FGettyImages-155351156-e1653388712203-1600x900.jpg)