ニューヨーク(CNN) トランプ前米大統領は6日、自身や自身の事業に対する民事の詐欺訴訟で証言台に立った。証言の時間は訴訟を提起したニューヨーク州司法長官や、裁判を担当した判事を批判することに費やされた。 トランプ氏の証言は時に選挙遊説のような様相を呈した。トランプ氏は民事の詐欺訴訟に加え、自身に対する4件の刑事訴訟を2024年大統領選での再選に向けた主張の中心に位置付けている。 エンゴロン判事は、この日の裁判を通じてトランプ氏と衝突した。最初はトランプ氏の政治的な発言や演説をやめさせようと試み、弁護士に「依頼人をコントロール」するよう要請したほか、トランプ氏を証人から外すと示唆する場面もあった。 だが結局、判事はトランプ氏のコントロールを試みるのを断念し、判事も司法長官側の弁護士もトランプ氏の暴言を放置する結果になった。 この重要な民事訴訟は、トランプ氏のブランドの中核にある不動産帝国に