東京都知事選の公約は「生煮え状態」――。早稲田大学マニフェスト研究所が、候補9人の公約を検証したウェブサイト「#くらべてえらぶ」(https://maniken.online/kurabeteerabu/)を公開した。総評として各候補の公約は「とても事後検証可能な選挙公約とはほど遠い」と厳しく指摘した。 同研究所は様々な選挙での候補者の活動や各自治体の議会改革などを研究している。都知事選でも2011年から公約検証をしてきた。今回は、公約を公表している主要候補以外にも提出を依頼し、回答があった人を含め計9人の公約を検証、比較した。「理念」「政策の具体性」「政策の一貫性」に加えて、市民の意見を採り入れたかどうかなどの「市民起点度」の4点で評価した「できばえチェック」も実施。サイトの公開は6月27日。 点数(100点満点)は、安野貴博氏が最高の50点。現状分析から政策立案をしていたり、参加型だっ