ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4日、ロシアが占領するウクライナ南部へルソンの住民に、避難するよう公の場で呼びかけた。他方、ウクライナ軍の反攻を受け、予備役を戦闘に動員しているロシアでは、最近服役を終えた殺人犯や麻薬密売人が軍に招集されることになった。 ロシアで11月4日は、「民族統一の日」の祝日。プーチン大統領はこの日、モスクワの赤の広場で開かれた記念式典に出席し、「民間の住民が苦しむべきではない」ため、危険な地域に住むヘルソン州の住民は避難すべきだと言明した。さらに、ウクライナ軍の攻撃にさらされる恐れのある民間人は「移動」させるべきだと述べた。 2月24日に軍事侵攻を開始して以来、ロシア軍が占領した主要都市はヘルソン州の州都ヘルソンのみ。戦略上の要衝でもあるこの港湾都市へ向けて、ウクライナ軍はこのところ着実に反攻を続け、市街地の周辺を奪還し続けている。
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