ロシア軍の攻撃を受けながらも2カ月持ちこたえているウクライナの要衝セベロドネツク/Aris Messinis/AFP/Getty Images (CNN) ロシア軍がセベロドネツクの街に攻撃を仕掛けてから2カ月近くが経過した。だが圧倒的な兵力にもかかわらず、ロシアはいまだウクライナの決死の抵抗を打破できずにいる――同市に残る守備隊に武器や弾薬を段階的に送り込む供給ラインを断つこともできていない。 かなりの損失を負っているにもかかわらず、ウクライナがセベロドネツクで激しく抵抗していることで、ロシアは兵力を比較的小規模なエリアに集約せざるを得ない状態だ。いまだ支配下に置くことのできないルハンスク州でも、領土の残り10%を制圧するのに手間取っている。 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、2月に開始した特別軍事作戦の目標のひとつがウクライナ東部のルハンスク・ドネツク両州の制圧だと宣言した。目下