時代の移り変わりとともに、結婚相手と出会う方法は変化していく。かつては、お見合いが多かったが、「恋愛結婚」が主流となったことで、現在は結婚相手を自発的に探す人が多くなった。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)が流行し、生活スタイルの変更を余儀なくされる中、婚活サービスが広がっている。 コロナ禍は、結婚につながる出会いにどんな変化をもたらしたのだろうか。リクルートブライダル総研の「恋愛・結婚調査2021」「婚活実態調査2022」をもとに分析していきたい。 「出会いの機会」の減少で、結婚できないと考える層も まずは、日本における恋愛の現状に目を向けてみる。恋愛・結婚調査2021で見ると、20代から40代の未婚者において、恋人がいる人の割合は約3分の1(33.4%)、恋人がいない人の割合は約3分の2(66.6%)だった。