Appleがうわさ通り、「ARデバイス」を発表した。「Apple Vision Pro」だ。6月5日(現地時間)のWWDC基調講演で発表されたが、やはりインパクトは大きかった。 短時間だが体験することができた。正直な感想として「これはすごい」。公開されたビデオは、決して「PV詐欺」ではない。 「Appleが開発した初の空間コンピュータ」という触れ込みのVision Proは、過去の「VR機器」とどう違うのか? 体験から感じた市場変化の可能性を考えてみよう。 なお、体験時には写真撮影などが許可されなかったため、実機は別の場所で撮影したものであり、その他は基調講演で公開された映像からの抜粋である。 VRではなく「空間コンピュータ」 Vision Proは非常に洗練されたデザインになっている。特にフロントのカバーガラスは美しい。 一方、全体的な「カタチ」を考えると、ここ2年で広がった「VR機器」