文化庁が漫画の原画やアニメのセル画収集に乗り出す。先日、一部メディアで報じられたニュースをめぐり業界では困惑の声が広がっている。これまでも、幾度も計画されては消えた国による漫画・アニメの保存事業。漫画の原画やセル画を「文化財」とする目論みが不信を呼ぶのはなぜか。
頻発したアニメ放送配信の延期、デジタル化と制作進行、アニメ業界で求められる人材……TRIGGER取締役・舛本和也さんにうかがった ■アニメ業界の働き方改革は「ファイル共有」から始まった!? 前編に引き続き、アニメスタジオ「TRIGGER」の取締役・舛本和也さんをお迎えして2023年2月に生配信したインタビューを再構成してお届けします。 ◆ まつもと では、2つ目のコーナーにいきたいと思います。昨今、アニメの制作工程は変化していますし、これからも変化が必要であるという状況にあります。 舛本さんはアニメの制作進行を目指す人向けの本を星海社さんから出版されていますし、同じテーマで同人誌も精力的に発表しています。 制作進行と言われて我々がイメージするのは、アニメ『SHIROBAKO』で描かれたようなスタイルですが、それが変わってきている、あるいは変わらなきゃいけない、というようなお話もこのコーナー
【写真】その他の写真を見る 劇場用、配信用、シリーズの区別なく長編商業アニメーションに特化した同映画祭は、アニメ文化と産業を統合するハブの役割、人材育成プログラムを共有するほか、映画祭に集結した感性とエネルギーを作家的創造に寄与させるだけではなく、産業的規模のグローバル・アニメーションの創造へと結びつける映画祭を目指す狙いがある。 国際アニメ映画祭は今の日本に必要だそうで、日本のアニメの今後10年、20年先を考えた時に、アニメ文化を維持するための課題は山積みの現状があるとし、文化価値の共有や作品評価、人材やスタジオが持続する基盤などが十分ではないと説明。さらに、アニメ文化は「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」とさまざまに分断され十分な力を発揮できず、そのハブとなるのがこの映画祭となる。 押井監督は「映画祭にとってコンペというのは求心力のある大きなイベントだと思って
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