【写真】その他の写真を見る 劇場用、配信用、シリーズの区別なく長編商業アニメーションに特化した同映画祭は、アニメ文化と産業を統合するハブの役割、人材育成プログラムを共有するほか、映画祭に集結した感性とエネルギーを作家的創造に寄与させるだけではなく、産業的規模のグローバル・アニメーションの創造へと結びつける映画祭を目指す狙いがある。 国際アニメ映画祭は今の日本に必要だそうで、日本のアニメの今後10年、20年先を考えた時に、アニメ文化を維持するための課題は山積みの現状があるとし、文化価値の共有や作品評価、人材やスタジオが持続する基盤などが十分ではないと説明。さらに、アニメ文化は「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」とさまざまに分断され十分な力を発揮できず、そのハブとなるのがこの映画祭となる。 押井監督は「映画祭にとってコンペというのは求心力のある大きなイベントだと思って