求められるのは、必要な能力やスキルを「定義」すること 小田木朝子氏(以下、小田木):では、ある程度問題が言語化できたところからの2番目、「資質がある人材の能力を引き出すために『本当に大事なこと』ですね。この「資質ある人材」という書き方さえも、もしかしたら制約があるかもしれないと、さっき有馬さんがおっしゃいました。 あらゆる人が、その人の持つ最大限のパフォーマンスを発揮しながらちゃんと活躍できるようにしていく。活躍の構図としては、「上へのキャリアアップだけではない」ということも含めて、あらゆる人がその能力を最大限に引き出すために大事なこと。その「能力最大発揮要件」とは何なのか、こちらのお題に話を移していきましょう。 沢渡あまね氏(以下、沢渡):じゃあ、今度は有馬さんからお願いしましょうか。 有馬充美氏(以下、有馬):ありがとうございます。韻は踏んでないですけど(笑)。 沢渡:僕も次は韻を踏ま