タワマン節税、不公平是正へ 24年度以降、相続評価額上げ―政府・与党 2022年11月30日10時24分 【図解】タワマン節税のイメージ 政府・与党は、タワーマンションの相続税評価額を引き上げる検討を始めた。関係者が29日、明らかにした。不動産売買の「時価」との差を利用して富裕層が相続税の節税目的でタワマンを購入する例が広がっており、課税の不公平感を和らげるため節税効果の縮小に乗り出す。2024年度以降の制度改正を目指し、23年度与党税制改正大綱に検討課題として盛り込む方向だ。 節税ブームに「伝家の宝刀」 相続財産再評価、基準あいまい指摘 マンションの相続税評価額は、国税庁が算出する「路線価」などを基に決まる。一般的に時価よりも安く、相続税額が額面通りに計算される現金に比べて納税額が少なくて済む。また、評価額は低層階と高層階で変わらないため、見晴らしが良く高額な高層階ほど節税効果が大きい。
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