5月22日で開業2周年を迎える東京スカイツリー。いまや東京のランドマークとしてすっかり定着し、ゴールデンウイークも商業施設「ソラマチ」を含めて約150万人の人手で賑わった。 しかし、来場者数の伸びは徐々に鈍化している。事業主体の東武鉄道の発表によると、2013年度のスカイツリーの来場者数は計画より25万人少ない619万人。展望台やソラマチを入れた「東京スカイツリータウン」全体の来場者は、前年比12%減の3927万人だった。 もちろん、開業当初の人気を持続させるのは容易なことではないが、「今年に入ってからの落ち込みは顕著」と話すのは、地元のタクシー運転手だ。 「昨年までは朝8時から夕方6時まで営業して1日の売り上げで3万円を切ることはありませんでしたが、今年は2万円台もざら。展望台にのぼるにも、昔は平日でも2時間待ちが当たり前だったのが、最近は待ち時間なしでのぼれる時間帯も多くあります