FONユーザーにとって,フォンが提供する地図サービスは,FON APを見つける際の頼みの綱となる。ただしAPの登録はAPの所有者の自己申告制である。そのためAPを設置した場所以外の場所にでもプロットできてしまう。例えばFONの地図サービスを見ていると,海上など通常あり得ない場所にもAPが存在している。 実は筆者もAPの場所を偽っていた。自宅に設置したAPの場所を,FONの地図サービス上では付近の公園にプロットしている。第三者に自宅の場所を特定されるのではないか,といった不安を感じたからだ。 APの設置場所を偽る所有者が大半を占めれば, 地図に表示されていても実際には存在しないAPが多くなり,FONサービス自体が成り立たなくなるのでは・・・。FONにはそんな不安要素がある。そこで地図に表示されるAPが,実際にどの程度接続できるのか実験してみた。 実験場所は,日経コミュニケーション編集部がある