菅や上述の大臣たちも同様に「ためらい傷がない」ように思える。この人たちの場合は、心がないので、国民の生命や生活を脅かすことに、ためらいがないかのようだ。 コロナ対策担当の西村康稔にいたっては酒類の提供をする飲食店に対して、金融機関に融資停止をちらつかせて圧力をかけるよう求めると表明(後に撤回。また、官邸官僚の発意であったことも発覚)。 「晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる」といわれた銀行だが、そんな銀行員にさえも「資金繰りをどう支援するかが我々の任務だ。自粛要請が徹底されない現実への問題意識は理解するが、筋が違うんじゃないか」(朝日新聞デジタル)と咎められる始末であった。 西村康稔・経済再生相 ©共同通信社 政治は結果責任だというが、「もう選手が来ちゃったから」で済ませてしまう無責任ぶりである。もっとも、こうした所業を追及させまいと、あらかじめ国会を閉めておくことには手抜かりがない。