CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
初めに 従来のYahoo!地図アプリは、社内ではラスタ形式地図アプリと呼んでおり、サーバ上で生成された地図タイル画像(ラスタデータ)を端末側で貼り合わせることで、地図を表示していました。 しかし、画像でやり取りを行うために、次のようなデメリットもありました。それは、通信の帯域を多く占有したり、地図の回転をする場合に地名などの文字も回転してしまい、読みづらくなったりする点です。 そこで、今回フルリニューアルしたAndroid版Yahoo!地図アプリでは、サーバからベクトルデータを受信して、端末側で地図を描画するベクトル形式地図アプリに移行しました。 ベクトル形式地図アプリに移行したAndroid版Yahoo!地図アプリは、従来版と比べ、以下のような点がメリットとして挙げられます。 通信の軽量化 回転拡大縮小のスムーズ化 3Dなど新しい地図表現の追加 ベクトル形式地図アプリ ラスタ形式のデータ
本連載では、このTech-Sketchから「コレは!」というテーマをピックアップし、加筆修正して皆様にお届けいたします。 リアルタイムWebとSocket.IO 栄えある連載第1回は、リアルタイムWebとSocket.IOについてお届けいたします。Tech-Sketchに掲載した元ネタはこちらです。 JavaScriptとDynamic HTMLによる「動的に表示内容が更新されるWebサイト」は、JavaScript内から非同期にサーバへ接続しデータを取得する技術、いわゆるAjaxが利用できるようになったことを皮切りに、爆発的に広がりました。Google Mapsなどがその代表例です。 このGoogle Mapsは、表示する場所や縮尺を変更するといった「利用者の操作」を契機として新しいデータをサーバへ取りに行く仕組みになっています。そのためサーバ側でデータが変更されたとしても、次にデータを
はじめに 昨年10月に、テキサス州オースティンにてOWASP AppSec USA 2012が開催されました。OWASP(Open Web Application Security Project)とは、WebアプリケーションやWebサービスなどのセキュリティを対象としているボランティアによるコミュニティで、AppSecはそのカンファレンスです。 AppSecでは、さまざまなセキュリティ関連のセッションが行われていましたが、残念ながらAndroid向けのものはほとんどなく、いくつかあった内の1つが「Cracking the Code of Mobile Application」(講演者:Sreenarayan Ashokkumar)というセッションです。 AndroidやiOS、Windows Phoneといったプラットフォームで動作するアプリケーションを解析する方法について紹介するセッシ
ASP.NET WebフォームアプリケーションにAJAXを導入する方法には大きく分けて2つの方法があります。一つがjQueryのAJAX APIなどJavaScriptを使い自前で行う方法、もう一つがASP.NET AJAXを利用する方法です。 それぞれの具体的な実装方法は後で説明するとして、大まかな特徴についてまとめると次のようになります。 [1]JavaScriptを使い自前で行う方法 本来の意味でのAJAXを実現できる。 ASP.NET Webフォームアプリケーションより上位の仕組みであるHTTPハンドラーなどを使い、非同期アクセス用のエンドポイントを用意する必要がある。 ASP.NETの他に、JavaScript、HTMLに対する相応の知識が必要となる。 [2]ASP.NET AJAXを利用する方法 既存コードを生かしつつ、最低限のコード追加でAJAXを導入できる。 ほぼASP.N
はじめに 空を見上げて、「今にも雨が降ってきそうだ」と思った時に、いつから雨が降ってくるのかすぐに知りたい!と思ったことはありませんか。そんな皆さまのご要望にお応えすべく、今回はYOLPの提供するJavaScriptマップAPIと、最新のアップデートで追加された気象情報APIを利用して、「雨フル?タッチ」を開発してみたいと思います。「雨フル?タッチ」は、地図をタッチするとその場所の1時間後までの雨の強さを表す降水強度予測を確認することができるWebアプリです。 本文に沿って実際に開発を進めていただければ、「雨フル?タッチ」をすぐに作成いただけますので、ぜひお試しください。また、作る前に「雨フル?タッチ」を実際に使ってみたい、という方は、こちらからお試しいただけますので、あわせてご利用ください。 機能概要 「雨フル?タッチ」では、以下の機能を実装します。 起動後、現在地を取得してその位置を中
はじめに AndroidにはWebViewと呼ばれるクラスが用意されています。簡易的なブラウザの機能を提供しているクラスで、URLを渡してHTMLをレンダリングさせたり、JavaScriptを実行させたりすることができます。内部ではWebKitを使用しておりAndroidの標準ブラウザと同じような出力結果を得ることができるため、このクラスを使用することで簡単にWebブラウザの機能を持ったアプリケーションを作成できます。 しかし、その簡単さ故、使い方を誤ったり仕様をよく把握していなかったりすると、脆弱性の元になります。今回はこのWebViewクラスの使い方に起因する脆弱性について見ていくことにしましょう。 WebViewクラスとJavaScript WebViewクラスを使用した場合、注意しなければならないのはJavaScriptを有効にした場合です。デフォルトではJavaScriptの機能
Developers Summit(デブサミ)とは? 2003年よりデベロッパーの知をシェアすることで、世界をブーストする場を目指してデブサミを開催してまいりました。10回開催して終演するつもりで始めたプロジェクトでしたが、たくさんの方から継続希望のコメントを頂戴し、デブサミを2013からリスタートさせていただくことになりました。温かい声援、ありがとうございます! さて、これからの社会を見回して、デブサミが今後お役に立てるとしたらなんだろうか、と考えたときに浮かんできたコンセプトは「Action !」でした。共感できるテクノロジーやコミュニティを探す場としての祭が、今までのデブサミ10年間だとしたら、「共感」から生み出す「行動」を宣言する祭として、デブサミ2013から第2章として位置づけ、取り組みたいと思っています。 リーマン・ショック、ジャスミン革命、3.11、、、とこの10年の間に、我
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0,maximum-scale=1.0,minimum-scale=1.0,user-scalable=no"> <meta name="apple-mobile-web-app-capable" content="yes"> <title>ルート雨雲チェッカー</title> <style type="text/css"> html, body { width:100%; height:100%; } html, body, div{ margin:0; padding:0; } div#label{ z-index:2; padding:8px; o
私が知りたいのは今いるところではない これまでの連載記事では、どれも現在地を取得するところから始まり、そこから地図を表示したり、最寄りのお店を探索したりしていました。しかし、現在地だけが知りたいことの起点、というわけではありません。 例えば電車やバスなどの公共機関で移動しているときは、降りる駅やバス停を中心とした情報をあらかじめ知っておきたい場合がありますし、子供の頃を思い出し「昔住んでいた場所は、今はどうなっているのだろう」と現在の地図が見たくなる場合も……まあ、あるでしょう、たぶん。 そこで今回は、現在地以外の位置を起点として扱う方法の一つとして、住所をキーワードにしてその位置を得るiOSアプリケーションをYahoo! Open Local Platform(以降YOLP)で作ろうと思います。 アプリケーションの大まかな流れ といっても、住所から位置を得た後、それからどうするのかという
今回のお題 先日引き受けた相談事は「メールを使ってデータベースにレコードを登録したい」とのこと。レコードを本文としたメールを投げて、そいつがデータベースに格納されるカラクリが欲しいってんですね。例えば売上データやらアンケート結果やら、あちこちで収集したデータをメールでかき集めるのが目的なのでしょう。「そんなもん、どこぞにWeb-serviceをホストしておいてHTTPで投げればいぃんじゃね?」と答えたところ、できるだけチープに実現したく、サーバ立てるのは避けたいそうな。 なるほど、そう言うことなら納得です。テキトーなメールアカウントを1つ用意し、みんなが寄ってたかってそいつめがけてメールを投げつけ、小さなアプリケーションがメールを読んでデータベースに流し込むってスンポーですか。「登録したいレコードって定型なの? どれも同じフォーマットなら実装楽なんだけど」と訊くと依頼主曰く「いや、ゆくゆく
1 Java EEがエンタープライズJavaプラットフォームの最適解 そもそも、エンタープライズシステムにおいてJavaを選択するメリットとは何だろうか。寺田氏は、エンタープライズ分野におけるJavaの魅力として「Java VMの強力さ」と「スケーラビリティの高さ」という2つのポイントを挙げている。 さまざまなハードウェアやOSが混在する環境でもJavaがシームレスな動作を実現できるのは、Java VMがその差異を吸収してくれるからだ。この汎用性や可搬性の高さは、システムの規模が大きくなるほど重要になってくる。また、スケーラビリティについては、世界中のあらゆる規模のシステムで導入されている実績がその実力を証明している。それに加えて、充実した運用管理ツールや、Javaの言語としての堅牢性、多言語環境を実現できるJava VMの柔軟性なども、プラットフォーム基盤としてJavaを選択するメリット
休日の過ごし方 5月ということでゴールデンウィークはどのように過ごされましたでしょうか? 家族や友達と外出する機会も多かったかと思います。そんな時に外出先で近隣の商業施設にはどんなお店が入っているのかが分かると迷わなくて楽ですよね。 ということで、今回は外出時に気になった施設の中にあるお店を調べられるようなアプリを紹介しようと思います。 アプリ概要 今回のアプリでは、以下の機能を実装します。 アプリ起動時に現在地を取得し、現在地周辺の地図を表示する 地図上の調べたい施設を長押しし、ビルアイコンのピンを立てる 地図上に立ったピンをタップして、施設に含まれるお店の件数を表示する ポップアップのボタンをタップして、施設内の店舗一覧をリストで表示する 店舗一覧リストからお店を選択し、ブラウザで店舗ページを表示する 開発環境の準備 Androidアプリの開発環境構築については、以前の連載記事「YOL
はじめに YOLPで提供している「Android Map SDK」は、連載第1回目で紹介しましたが、今回は「iOS Map SDK」と、応用範囲の広いYOLP「ローカルサーチAPI」を組み合わせた利用例をご紹介します。 アプリ概要 今回のアプリでは、以下の機能を実装します。 現在地を取得し、現在地周辺の地図を表示する 現在地周辺のコンビニの情報を取得し、地図上にピンをたてる ピンをタップすると、ポップアップでコンビニの情報を表示する ポップアップにボタンを追加し、タップすると現在地からそのコンビニまでの道のりを表示する 開発環境の準備 まずは、「iOS Map SDK」を使うための事前準備を行います。 1. iPhoneアプリ開発環境を用意 お使いのMacにXCodeをインストールし、開発環境を設定してください。 iOS Dev Center XCodeのダウンロードには、AppleIDが
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