CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。
大阪を中心としたオープンソース系コミュニティの総合カンファレンス「関西オープンソース2008+関西コミュニティ大決戦」(主催:関西オープンフォーラム)が、11月7日、8日の2日間にわたり大阪南港ATC ITMを会場に、「関西Ruby会議01」を併設イベントとして開催された。 大阪を中心としたオープンソース系コミュニティの総合カンファレンス「関西オープンソース2008+関西コミュニティ大決戦」(主催:関西オープンフォーラム)が、11月7日、8日の2日間にわたり大阪南港ATC ITMを会場に、「関西Ruby会議01」を併設イベントとして開催された。 オープンソースによる地域振興の先駆け、ボランティアベースで7年続くOSS系カンファレンス 関西オープンソースは「オープンソースならびにコミュニティが、関西で元気に交流できる場」として、2002年から毎年秋ごろ開催されている。コミュニティや学術関係者
カリー化とは カリー化とは、「関数を元に引数の減った関数を動的生成すること」である。 function f(a,b):=a+b function curry(y,m)(a):=y(a,m) function g2(a):=curry(f,2)(a) g2(1)->3 のように、カリー化ではg2という関数を作ってパラメータbを2とすることで、状況を特定することができ、パラメータを1個で済ませることができる。 ただし、Javaではカリー化を明確にサポートしていないのが現状だ(JDK 7ではクロージャをサポートするという話がある)。その理由は、オブジェクトを生成するにはすべてクラスを一旦定義し、そのクラスのインスタンスとしてオブジェクトを生成するクラス指向に基づいているからであり、関数を定義したらそれが即、オブジェクトとはならないためだ。もっとも、Javaでもクラスやインターフェースを多数用意し
7月21日に開催された「PHPカンファレンス2008」では、午後のメインセッションに「激論! PHPの次に学ぶ言語はこれだ」と題したパネルディスカッションが開催された。パネラーとして登場したのは、PerlからShibuya.pmの竹迫良範氏、日本Rubyの会の高橋征義氏、日本Pythonユーザ会の柴田淳氏、JavaからはSeasarプロジェクトのひがやすを氏、そしてJavaScriptはあまちゃん(id:amachang)氏(Shibuya.js)という豪華な顔ぶれとなった。司会はPHPユーザ会の個々一番氏が担当した。 PHPは動的なウェブページ制作用のサーバサイド・スクリプト言語として歴史もあり、初心者から大規模開発を手がけるプロフェッショナルまで広い層に支持されてきた。しかし一方で、PHPユーザーにはPHPしか知らない(他のコンピュータ言語を利用したことがない)ひとが多いのではないかと
はじめに こんにちわ、hirataraです。 近年、YouTubeやニコニコ動画に代表される動画共有サービスの需要が、急速に高まっています。そのような状況で、オープンソースの動画読み書きソフトウェア「FFmpeg」が、にわかに注目を集めています。 本稿では、そのFFmpegの共有ライブラリを直接呼び出して、C言語から動画を扱う方法を紹介します。FFmpegにはffmpegという便利なコマンドがついていますので、ほとんどの場合はこのコマンドを利用します。しかし、FFmpegを共有ライブラリ付きでコンパイルすると、自分の作ったプログラムから直接FFmpegのAPIを利用することが可能になります。 FFmpegの共有ライブラリを利用すると、動画をファイルからデコードして再生をしたり、新たな動画を作成して特定フォーマットでエンコードし、ファイルに保存したりすることができます。対応codecがたくさ
はじめに 先日、私の兄弟から、オブジェクト指向のスレッド処理を楽にするC++クラスを簡単に作成する方法はないだろうかという相談を受けました。私はこれまで、さまざまなマルチスレッドライブラリを作成した経験がありますが、いずれもC言語によるものでした。低レベルのプログラミングには私はいつもC言語を使用し、C++はもっぱらGUI開発に使用しています。CodeGuruにはオブジェクト指向でスレッド処理を行うクラスの優れた例が色々と掲載されていますが、彼の要望をすべて満たし、かつ私の好奇心をも満たすクラスは見当たりませんでした。彼が求めていたのは、次のような特徴を備えたスレッドクラスでした。イベントドリブンとインターバル(間隔)ベースの両方の非同期スレッド処理に対応している均一型と細分型の両方のスレッド処理に対応している複数タスクを格納して処理できる、先着順(FCFS:First Come Firs
はじめに 携帯らしいかわいいサイトを構築するのにかかせない絵文字ですが、最近は携帯向けメールマガジンなどのメールにも絵文字が含まれるようになってきています。 本稿では、絵文字を含んだメールを送信する場合のキャリアごとの仕様の違いと、送信方法を紹介します。対象読者絵文字を含んだメールの送信を検討している方CPANモジュールを使用したことのある方 必要な環境 Perl 5.8以上が動作する環境。キャリアの仕様の違いと絵文字を埋め込む方法 絵文字を含むメールの送信は、基本的に絵文字のバイナリデータを本文に挿入することで可能となります。しかし、キャリアごとに絵文字の仕様が異なるため、その違いを吸収する必要があったり、そもそも絵文字に対応していない端末があるため、配信する端末を制限するなどの方法を検討しなければなりません。 そこで、絵文字を送信する上で各キャリアごとにどのようにすればよいのかをまとめ
はじめに 「PCとスーパーコンピュータ(以下、スパコン)ってどのくらい性能が違うのだろう」と思ったことはないでしょうか。 TOP500という名で知られているスパコンの世界ランキングが、1年に2回、6月に開かれる国際会議International Supercomputer Conference(通称ISC)と、11月に開かれる国際会議International Conference for High Performance Computing, Networking, Storage and Analysis(通称Supercomputing Conference, SC)で発表されています(結果はTOP500 Supercomputing Sitesで閲覧できます)。 スパコンのTOP500を決めるのに使われるベンチマーク・プログラムは、Linpack Benchmarkと呼ばれるもので
はじめに AndroidとはGoogleを中心とした世界34社がオープン携帯プラットフォームを目指す団体Open Handset Allianceが開発 しているモバイルプラットフォームです。ここでは、そのプラットフォーム上での開発の仕方を紹介します。開発環境の構築 1(Android SDK) まず、開発環境を整えます。ここではWindows上でEclipseを利用して開発します。必要なアプリケーションは下記のと おりになります。Android SDKEclipseAndroid Development Tools プラグイン それぞれのインストール方法を次に示します。Android SDKのインストール 下記よりダウンロードします。Download the Android SDK ダウンロードしたファイルを解凍し、解凍されたフォルダを任意の場所におきます。ここでは仮にそのフォルダを
SourceForgeの発端 1999年の秋、世間はフィーバーの様相を呈していた。ドットコム熱は大いに盛り上がり、まるで狂気の沙汰であった。そして、それが最後のフィーバーになった。 VA Linuxは波に乗っていた。この会社は1993年に設立され、古い(そして割高な)Unixコンピュータに取って代わる、プレインストールのLinuxコンピュータの販売でまずまずの利益を上げていた。DellやIBMといった大手はまだこの市場に本腰を入れていなかったので、VA Linuxのような小さなベンダでも一儲けすることができたのだ。 その結果、VA Linuxの新規株式公開への期待が高まった。同社が12月に上場すると(シンボル:LNUX)、株価は1日で30ドルから240ドル近くまで高騰した。なんと700%のリターンである。この大儲けに先立ち、同社は1つの(驚くほど楽天的な)構想を持っていた。 同社はオープン
ColdFusion 8の新機能新バージョンがリリースされましたが、どんな機能が追加されましたか? ColdFusion 8は3つの注目すべき機能を持っています。 1つ目は生産性に関する機能です。すでにColdFusionが最初にリリースされてから12年が過ぎていますが、今なお開発者コミュニティでは1番生産性の高い製品だと言われています。それは言語としてとても簡単で使いやすく、なおかつシンタックスにも改良を加えていっているからです。 今回のバージョンアップでは開発者から要望の強かった「イメージの操作」を盛り込んでいます。画像に関する操作や加工がタグ1つでできるようになっています。 また、ColdFusion 8では、ColdFusion 7のときにはなかった機能として、Ajaxをサポートしました。単にサポートするだけでなく、Dojo、JQueryといったライブラリを使えるようにし、記述する
はじめに Windows VistaのJIS2004対応により、WindowsのUnicode環境で使用できる日本語漢字の数が増えました。従来、12238字(Windows XP)だったのが13145字(Windows Vista)になり、907字追加されることになりました。これによって、JIS第3水準、JIS第4水準の漢字がすべてサポートされることになったのです(Windows XPまでは一部サポート)。 またWindows XPでも、パッチさえ当てれば、Windows Vistaと同じように追加907字を加えた13145字の漢字が使用できるようになりました。 ところが、この追加された907字の中には「サロゲートペア」という特殊な文字が304字あり、これらは今までのUnicodeの文字とは扱いが少し違います。この点について解説していきたいと思います。 対象読者 Unicode
はじめに 携帯サイトは、PCのWebブラウザではテストできません。携帯のWebブラウザにはさまざまな機種依存仕様があるからです。マークアップ言語の違い(HTML/HDML)絵文字表示可能な画像形式(gif/png/jpg、カラー/モノクロ、色数、サイズ)受信サイズアクセスキー これらは携帯の実機でテストする必要がありますが、開発中に携帯の実機でテストをするのは大変です。実機ではソースを見ることもできませんし、経費もかかります。 そこで携帯シミュレータの出番です。すべての機種依存仕様を正確にシミュレートできるわけではありませんが、上記のうち、1. 、2. 、5. をテストすることができます。本稿では、携帯サイトの開発に必須となる携帯シミュレータの紹介と、使用上のポイントを説明します。対象読者 携帯向けWebサイトの開発者必要な環境 Windows 2000/XP携帯シミュレータ一覧 携帯シ
Jaslabs: High performance phpでMySQL のクエリを最適化するための10のTipsが公開されています。explainを利用した一般的な方法から、SELECT・INSERTのクエリオプションを使用するような方法まで紹介されています。MySQLクエリの速度低下にお悩みの方は一度読んでみるとよいでしょう。 1. explainコマンドの使用 explainコマンドはクエリでどのインデックスが指定されているのか、などの情報が取得できます。 explainコマンドの実行結果を見ながらインデックスが使用されるようにクエリを修正したり、インデックスの追加を行います。詳細についてはMySQL 4.1リファレンスマニュアルを参照してください。 2. 権限の簡易化 テーブルの権限が複雑になればなるほど、オーバーヘッドが大きくなります。GRANT文で設定された権限が単純であ
Jaslabs: High performance phpで紹介された「MySQLのクエリを最適化する10のTips」に対して、反論している人がいる。ブログ「20bits」のJesse氏だ。彼は「10 Tips for Optimizing MySQL Queries (That don’t suck)」というエントリーで、Jaslabs氏の記事は適切でないとしている。 Jesse氏の経験によれば、SQL最適化で最も重要なことはSQLやDBの基本をしっかりと理解することであり、60%がこれで解決するという。残り35%はDBやクエリの特殊な性質に対する対処であり、最後の5%で発想の転換などを求められる。Jaslabs氏はここにばかり力を入れており、それはまったくもって時間の無駄だと述べている(Jesse氏は「SQL_SMALL_RESULTなんて、生まれてこの方使ったことすらない」とまで言
はじめに イメージの加工については、単純に描画を組み合わせる方法の他に、イメージ全体の色値を特定の方法に従って変換する、いわゆるフィルタ処理があります。フィルタ処理は、そのための機能を提供するクラスがいくつか用意されています。それらの使い方を理解することで、ごく基本的なフィルタ処理を実装できます。今回は、フィルタ処理全般について説明を行うことにします。過去の記事第1回 JSP/サーブレットでイメージを生成する第2回 Graphics2Dによる描画第3回 サーバサイドJavaにおける画像ファイルの読み書き 対象読者Javaの基本およびJavaによるWeb開発の基礎(JSP/サーブレット程度)をマスターしている人。グラフィック関連のプログラミング経験があまりない人。Javaのグラフィック処理を学び直したい人。 イメージをセピア色にする イメージの加工と言うと、形状の加工の他に、イメージの状態に
はじめに パースのかかった立方体を描画するプログラムをJavaで作ってみました。プログラミングには、Java3DなどのAPIは使用せず、ホームページなどに貼り付けて簡単に実行できる、Javaアプレットで作成しました。 陰面消去の処理は、凸な立体図形を1つだけ描画する前提で省力化しました。その代わり、透視投影変換でパースをかけて描画し、マウスによる回転・移動・ズームのオペレーションを加えました。 以下に、その実行画面を示します。 完成版のアプレットを見る 対象読者 Javaと線形代数(高校程度)の基礎知識があり、3次元CGに興味のある人。必要な環境 開発には以下の環境を使用しました。Java2 SDK, Standard Edition Version 1.4.1_03(Microsoft Windows版) また実行環境として、Javaアプレットを実行できるWebブラウザが必要です。陰面
はじめに パソコンでの作業の多くはテキストにまつわるものです。そして、ほとんどの人は目で文章を読んでいます。しかし、「音声読み上げソフト」を使うと、文章を耳で聞きながら理解することが出来ます。音声読み上げソフトは画面を見ることができない作業のときに、耳で文章の内容を確認したり、ラジオのようにWeb上の新聞を読み上げさせたり、原稿校正のための読み合わせ作業の代わりにしたりと、さまざまな使い方ができます。 こういった便利な機能を手軽に実現できる「Microsoft Agent」というものがWindowsにはあるのですが、あまり利用されていないのが現実です。Microsoft Agentは日本語にも対応しており、無料で利用することができます。 本記事では、Microsoft Agentを利用してクリップボードから取得した文章を声に出して読む、文章読み上げソフトの簡単なサンプルを作成します。 Mi
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