「上手く機会があれば」ということで、昨年末からお話の挙がっていた村井亮氏とお話させて頂く機会を、年も越えて幾ばくか過ぎたところで得ることが出来た。現在、慶應義塾大学の研究からスピンアウト形で生まれたベンチャー企業、Beat Communicationの創業代表の立場にある。 冬空の中、事務所にお邪魔させて頂いて1時間強、紅茶を頂きつつお話を伺った。 村井亮 氏 --元々起業願望はありましたか。 正確には覚えていませんが、大学の頃にはいずれは起業したいなという漠然とした意識はございました。 --どういう経緯で会社になったのでしょう。 実は2003年の国際学会で携帯での検索エンジンのデモを行ったのです、その時複数の企業の方から商用化しないかという話を頂いて、自分達で会社を作ろうという話になりました。 その時はじめて弊社がやっている事が米国で流行り始めている所謂ソーシャルネットワーキングと呼