【6月2日 CNS】米動画配信大手「ネットフリックス(Netflix)」版のドラマ配信で、中国のSF作品「三体(Three-Body Problem)」が、再び世界中でフィーバーを巻き起こした。 日本では、日本の有料配信専門の衛星放送局「WOWOW」が中国IT企業「騰訊(テンセント、Tencent)版の「三体」を紹介し、日本の視聴者はSNS上で両者の違いを熱く語り合っている。 日本語翻訳版「三体」第3部が出版された2021年時点で、日本での累計売り上げは47万部に達し、驚異的と言われた。 「三体」を生んだ中国のSFはどんな歩みをたどっていたのか。また中国のSFと世界のSFとはどのような関係なのだろうか。 「全球華語科幻星雲賞(Chinese Nebula Awards)」の発起人の一人である楊楓(Yang Feng)氏が中国新聞社(CNS)の取材に応え、「中国における広い意味でのSF小説は