『超特大』のセキュリティ・ホールに強いWindows Vista/Server 2008 ベータ版登場のWindows 7を横目に,ようやく評価する時期に ある企業のシステム管理者から『1月14日に公開されたマイクロソフトのセキュリティ・リリースは,ネットワークに接続しているだけでパソコンを乗っ取られる可能性があるという非常に危険なセキュリティ・ホールに関するものらしい。脅威を分析してアドバイスしてほしい』と相談を受けました。 2009年の第1弾の“パッチ・チューズデイ”(米国Microsoftがセキュリティ修正パッチをリリースする第2火曜日)の対象は1件でした。その1件である「MS09-001 - 緊急 SMB の脆弱性により,リモートでコードが実行される(958687)」は,筆者が以前から『超特大』のセキュリティ・ホールと呼んで警告していた非常に危険なレベルのセキュリティ・ホールです。