理化学研究所は19日、埼玉県和光市の研究施設を一般公開し、研究の成果報告に加え、一般から問い合わせが多いとして、STAP(スタップ)細胞の論文問題に関する質問コーナーを急きょ設けた。 コーナーには午前9時半の開場から多くの学生や家族連れなどが訪れ、論文問題への関心の高さをうかがわせた。 一般公開は毎年、この時期に行われている。質問コーナーでは、担当職員約10人が、理研の調査委員会の報告内容や理研の今後の対応などを記したポスターを前に、一連の経過を来場者に説明。「STAP細胞は存在するのか」などの質問に答えていた。東京都練馬区の男子大学生(20)は「STAP問題はいま最も関心のあるテーマで、理研側に直接話を聞いてみたかった」と話した。 また、理研関連のグッズ販売所には、論文問題で話題になった実験ノートも並び、一部の販売所では午前中に売り切れる人気ぶりだった。理研研究者が実際に使っている本物だ