【ロサンゼルス=加藤賢治】米グーグル社が5月に発表したスマートフォン向けの写真保存サービス「グーグル・フォト」が、黒人2人の写真を誤って「ゴリラ」と認識して分類していたことが分かり、同社が謝罪する騒ぎになった。 AP通信などが伝えた。 このサービスは、自動認識ソフトで、写真を「人物」や「場所」などの項目別に分類する。同通信などによると、ニューヨーク市在住の黒人男性が、このサービスを使って友人と写った写真を保存した際、写真が「ゴリラ」と誤認識された。男性は6月28日、ツイッターに写真を投稿、「私の友人はゴリラではない」と記して発覚した。 同社の広報担当者は「心より謝罪する。再発防止のため、即座に対応を取る」と表明。米メディアによると、同社は項目から「ゴリラ」を除外したという。