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『現代ドイツ 統一後の知的軌跡』三島憲一、岩波新書 「美しきものは恐ろしいものの発端にほかならない」リルケ、ドゥイノ・エレギーの第一歌、古井由吉訳、『詩への小路』p.172 この言葉は国権主義的美学の表明によく使われるという。それは現代ドイツにおいて"ドイツはナチスを生んだから悪いのである"というようなコンセンサスが広がることは、ハーバーマスのような「理性的コミュニケーション」によって利害調整がはかられるというような"幻想"をも生みだしていることをみても間違いであり、それよりもワーグナーが描いたようなドイツ固有の芸術と情念を世界から再生をはかるべきなのだ、というような論調に利用されるという。「美は恐怖の始まり」なのだ、と(p.107-)。 ぼくは現代ドイツの政治的論争などについては、ほとんど知らない。日本と同じように"歴史の見直し"の風が吹いていて、ナショナリズムも高まってきている、という
スピルバーグの「ミュンヘン」が評判だ。ちょうどトリノオリンピックに映画の公開期間が重なったということも影響しているかもしれないが、私が足を運んだ「丸の内・プラゼール」は、ほぼ満席の盛況であった。 1972年に開 催されたミュンヘンオリンピックで、パレスチナのテロリスト集団「黒い九月」によって選手村が襲撃され、11人のイスラエル選手が人質となり、全員が殺さ れた。この映画は、その報復のために、当時のイスラエル政府が密かに暗殺チームを編成して、ミュンヘン事件に関与したと考えられるパレスチナ人の要人たち を次々と暗殺していく過程をリアルに描いたものだ。スピルバーグは、この映画を発表したことでイスラエル、パレスチナ両陣営から非難を浴びているという。 同じユダヤ問題を扱った「シンドラーのリスト」のような、いわゆるヒューマニズム作品に比べ、人間の暗黒面をとらえ、今、世界中で起きているテロリズムや それ
変成する思考 グローバル・ファシズムに抗して (思考のフロンティア) 作者: 市野川容孝,小森陽一,守中高明,米谷匡史出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/08/25メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る市野川容孝、小森陽一、守中高明、米谷匡史の四人による共同討議。 二部構成になっていて、「文化と翻訳」と題された前半では、現在の世界と日本における言語と文化の状況が討議される。「民主主義と暴力」と題された後半では、結局現在議会制民主主義が陥ってる困難な状況というものが、その「終焉」を意味しているのか、それとも乗り越えることが可能な困難と考えるべきなのかが、討議されているのだと思う。 前半の討議でも、いくつかの重要な事柄が提起されているが、ここでは後半の「民主主義と暴力」の部分だけを紹介する。 戦場化と言語 この討議のまえにおかれ
イラクの日本人人質への「自己責任」論とその背景について。これは野宿者「自業自得論」(自己責任論)と合わせるといろんな問題が浮かび上がるみたい。 ■その1■(2004.4.24) ここ何日か、人質問題での「自己責任」に関心を持って、新聞やネット上でそれに関するものを捜していろいろ読んでいた(「自己責任」論はいまや国民的話題だな)。その中でぼくが参考になったのは、特に「エロライター」松沢呉一の http://www.pot.co.jp/matsukuro/20040416_687.html 経済学者、批評家の浅田彰の http://dw.diamond.ne.jp/yukoku_hodan/20040416/index.html 小説家の星野智幸の http://www.hoshinot.jp/diary.html ジャーナリストの江川紹子の http://www.egawashoko.com
AFTERTOUCH surreal SxGx maniac cinema&book; review *めぐりあうたびに溺れて 見失うたびに胸焦がしてた* InverseDiaryFunction SxGx キェェェェ N山家の人々 Dairy ☆質問ダイアリー☆ ネタ帖 むらみぃ 世の中とあたしの繋がり GOOBERS ++今日のechiko++ ロストマインドガール * mayumi blog * モウソウtagebuch 読書感想日記☆ネタバレ注意警報! 癌と煙草と酒と 俺の道 toro's blog. ++ torog ++ ココアシガレット・アンダーグラウンド Deportare gorf net AFTERTOUCH surreal 2ちゃんねるの超怖い話 maniac cinema&book; review CARLTON1976 平凡な日々 秘密のホンネ ゴリラ秘話。 L
ヨーロッパにおけるマホメットの風刺画が大問題になっているが、「言論の自由」という理念が決して普遍的な価値ではないことをあらためて確認させてくれた。事実、「言論の自由」はかなり特殊な社会的条件の下でのみ可能である。 (1)国民の大多数に新聞に投書できるくらいの識字能力が平等にあること。 (2)ジャーナリズム産業やインターネット産業などの大衆メディアが日常化していること。 (3)根幹となる社会体制が資本主義市場経済であること。 (1)がなければ言論の自由は単なる少数エリートの特権意識の産物でしかないし、(2)がなければそもそも「言論の自由」を誰も行使しようなどという、モチベーションが起こりようがないだろう。そして(3)については、知識人やジャーナリストたちは、なぜか資本主義と言論の自由をあまり結びつけたがらないが、「昨日は正しいと思われていたことが、今日は別の言論によって覆される」という言論の
今日の産経コラムは不肖・木走の琴線に触れた怪獣オタク魂に火をつけたのでした。 ●破壊王ゴジラでさえ、タブーを守っている〜だからどうした産経抄 本日(10日)の産経新聞コラム産経抄から・・・ 九十一歳で亡くなった作曲家の伊福部昭さんは、ゴジラ映画の音楽を担当したことで“おたく族”にも熱烈な信奉者がいるが、テーマ音楽のみならず、ゴジラの鳴き声も「発明」したそうだ。 ▼封切りが迫るなか、ゴジラの鳴き声が決まらない。録音部が動物園で猛獣の咆哮(ほうこう)をとり、回転速度を変えたり、複数の動物の声を混ぜたりしたが、しっくりこない。そこで音楽担当の伊福部さんがコントラバスの弦を、松ヤニを塗った革の手袋でしごくアイデアを思いついた。空想の怪物に命が吹きこまれた瞬間だ。 ▼北海道生まれの伊福部さんは幼いころアイヌの歌や踊りに触れ、独学で作曲を始めた。大学も北大農学部に進み、音楽家としては異端の道を歩んだ。
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
テレイシアス あなたは私の気性を責める、が、あなたのうちに住むあなた自身は見えぬらしい、そして非は私にあると言う。 (ソポクレス『オイディプス王』福田恆存訳) 社会運動とひとくちに言っても多岐にわたる。そのなかには、人に関わるようなもの、特に社会のなかで差別や抑圧を被っていたり、不利な条件を生きている人たちに関わるようなものもあるし、環境保護や動物愛護、消費者運動、また反戦運動など、直接人間を対象とはしないものもある。 だがいずれにせよ、運動の主体となる人が、他の人間と関わりながら、他人を助けたり環境を守ったり、社会を変えていこうとする営みであることは、共通しているだろう。 つまり、直接の対象が人間であれそれ以外であれ、人と人との関わりというものが、あらゆる社会運動の基礎にあると言っていいはずだ。 これは当たり前のように思えるが、ある時期まではそうでもなかった。 ある時期というのは、具体
■自分と他人の「恵まれ度数」を気にしなければならない時点で… 個人の生活レベルのことで、誰が誰より恵まれてるとか楽してるとか、そういうことで足を引っ張り合うのはやめたい。たいていの場合、そこで非難しあっている人たちよりも、問題にならなくらい「恵まれた環境」にある人たちがいるわけで(一ヶ月に使えるお金や将来のことなど心配しなくても選択肢はより取り見取りみたいな)、そんな人たちは、末端部がどんなに足を引っ張り合い傷つけあってもそのことでは傷つかないし、生活が厳しい人に対して何かしてくれるわけでもない。 そういう「恵まれた」人に都合よく世の中は動いているし、ますますそうなろうとしている。それをいかに阻止して「中流以下」のところにも金や労力をまわさせるかを考えないといけないのに、末端同士で「努力をしろ」とか「義務を果たせ」とか、ますます我慢を強いるようなことを言い合ってるのはもうやめよう。何かの援
⇒大西 宏のマーケティング・エッセンス:「きっこの日記」について 「きっこの日記」は、実態がわからないから、いろいろな推測があったり、当然、感情的にアレルギー反応を示してペテン師だと言う人もいます。(なんのことか分からない人は「きっこの日記」 2005/12/30 (金) 「それでも食べたい人はご自由に」と読み比べればわかります) ということで名指しもなくリンクが当方に貼られ、finalventは、「感情的にアレルギー反応を示してペテン師だと言う人」にされてしまったが… 1 名指ししてからリンクを貼れよ、失礼なやっちゃな。(そうでなければ一般論に留め、リンクなんか張るなよ。) 2 洒落が通じてねーよ。 ま、それはさておき。 きっこがペテン師であり、そのことはブログの世界は意識すべきだと思って、私は書いてきた。 理由は… 1 耐震偽装問題について、社会的にはマンションの問題であるのに、ホテル
System.exit(); - 「下流社会」に書かれていることの信憑性なんて、ぶっちゃけどうでもいい 重要なのは、「あの本がたくさんの人に受け入れられた」ということだと思います。賛否両論があるとは思いますが。 id:umeten氏 しかし、メジャーメディアではさんざっぱら煽り文句として利用されているという罠。 と言うことで、誰が『下流社会』を支持しているか、と言うことについて検証してみた。 ■『下流社会』というエッセイについて 『下流社会』という新書が売れている。 その内容のいかがわしさは、数多く指摘されているにもかかわらず。そして『下流社会』『下流』という言葉が一人歩きしているようにも見える。 何故だ!?*1 では、あの本を肯定的即ち受け入れている/支持している文を引用する。 その「前代未聞」の仕事の中で三浦さんはいくつか掬すべき重要な指摘を行っている。 これは社会批判として(あるいは
サブカル路線に走った軽い記事に混じって「女性学年報」第26号に掲載されたマツウラマムコ氏の論文「『二次被害』は終わらない 『支援者』による被害者への暴力」を読む。マツウラ氏はこのブログにもたまにコメントをくださっている方で、性暴力やドメスティックバイオレンス(DV)への取り組みにおける「支援者の暴力」の問題に関してわたしと似たアプローチを取っているのだけれど、わたしが常々問題としているような「DVシェルターにおける権力構造」みたいなある意味社会設計によって解決可能な問題よりさらに奥にある解決不可能な構造的問題まで射程を伸ばしている点で評価できる。 わたしの「支援者」批判の論理は大きく2つに分けられる。1つはDVシェルターをはじめとするフェミニズム系の団体にありがちな構造上の問題であり、もう1つはそれを支えるフェミニズム発祥のイデオロギーというか「気分」だ。前者について詳しく言うと、例えばシ
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
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