腸内細菌がスポーツ選手のパフォーマンスを大きく左右することがわかってきた。元サッカー日本代表の鈴木啓太さんは、腸内細菌を解析する会社を立ち上げ、26競技500人以上のアスリートから糞便サンプルを収集。アスリートの食事サポートを始めた。スポーツライターの酒井政人氏が、その最新成果をリポートする――。 「塩こうじ」がスポーツ界で注目を集めているワケ 空前の「塩こうじ」ブームが起きたのは2011年。当時と比べると市場規模は縮小したものの、現在でも塩こうじを使ったレシピは料理サイトなどで盛んに紹介されている。実はその塩こうじ、意外な方面で進化を遂げている。 それに関連して紹介したいのが、元サッカー日本代表選手の鈴木啓太(元浦和レッズ)だ。彼が現役を引退したのは2015年のこと。熱狂的な地元ファンには有名だが、現在は実業家に転身し「AuB(オーブ)」という会社を立ち上げている。驚くことに、鈴木は社長