去る2007年12月10日、総務省の要請により、携帯電話・PHS各社が18歳未満の未成年者に対し、新規加入時に親権者が「不要」と申告しない限り、有害サイトへのアクセスを制限するフィルタリングサービスを自動的に適用するという方針を発表した。既に加入済みの18歳未満の利用者に対しても、同様に通知を行った上でフィルタリングを適用するという。 これは、若者が出会い系サイトに携帯電話を通じてアクセスし、事件に巻き込まれるケースが多発していることによるものだ。少々古いものだが、2007年2月15日に警視庁が発表した資料によると、昨年の出会い系サイトに関係した事件の検挙件数は1915件と依然、高止まりしている。また今年に入ってから、「学校裏サイト」「ネットいじめ」がマスコミで取り上げられ、話題となったことも大きく影響しているものと思われる。 確かに、こうしたWebサイトによって若者が犯罪に巻き込まれるの