カシオ計算機ブースにはphotokinaに合わせて海外発表された新製品「EX-ZR1000」(国内は発売未定)が展示されている。「全焦点マクロ」と名付けられた同社らしい、ユニークな撮影機能が目を引く。 EX-ZR1000は有効1610万画素CMOSセンサーの撮像素子と35ミリ換算24~300ミリ相当のレンズこそは既存モデル「EX-ZR300」と同一ながら、画像処理エンジンを「EXILIM エンジン HS3」へとバージョンアップ。リコンフィギュアラブル構成となっている同プロセッサの利点を生かし、ハードウェアとして構成に変更はないものの、画像処理に関する処理速度を向上させ、「全焦点マクロ」などの撮影機能が追加されている。 この全焦点マクロは、奥行き方向の複数ピント位置にあわせて高速連写撮影を行い、それらを合成することで、手前の至近距離被写体と奥の背景の双方にピントが合っているように見えるという