週刊SPA!が出ると、必ず読んでるコーナーが、元経済ヤクザの猫組長が書いているコラム『ネコノミクス宣言』です。 今週号で、このコラムが連載終了となり、あわせてこれまでの総集編とも呼べる、『ネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』として書籍化され、発売されました。 『完全版』と『コロナ後の幸福論』の決定的な違い 私、この前の『ネコノミクス宣言完全版』も読ませてもらったのですが、今回の方がややダーク度が抜けてマイルドになっておりました。 といいますか、以前の稼業モノより、カルロス・ゴーン事件をはじめとするニュース解説や、仮想通貨、コロナ禍などの新ネタが読者である私にも結構馴染みがあったからと言えるかもしれません。 猫組長の視点はクールというか、冷徹で、物事を徹底的に客観的に見ているのが面白い。 稼業モノが結構入っていた『完全版』だと、それがゾッとするほどリアルな感じで伝わってくる。生々しさがきつ過