『予知夢』東野 圭吾 (著) 文春文庫あらすじ16歳の女子高生が眠る部屋に、深夜男が侵入した。 危険を察知した母親が、夫の所有する猟銃を持ち出し発砲。 取り押さえられた男は、彼女と自分は結ばれる運命にあるのだと主張。 その根拠は、17年前に夢に見た名前の女性と同じだったというもの。 それは偶然なのか、それとも妄想か。 天才物理学者・湯川がその不可解な謎に挑む。 予知夢で彼女を結ばれる運命を見た!?小学四年生の頃の作文でモリサキレミ、という名の女の子と結婚する夢を見たという、犯人の坂木。 彼は、同名の女性から「招待状」を受け取り、その内容のとおり、彼女の部屋の窓から侵入したのだ、と主張します。 被害者である女子高生の礼美は、坂木にも、手紙にも心当たりがありません。 猟銃を発砲した母親も坂木と面識がなく、思い当たるフシがない、と言います。 坂木が子供の頃見た夢は「予知夢」だったのでしょうか?