『メルカトルかく語りき』 麻耶 雄嵩 (著) 講談社文庫あらすじ自信過剰で尊大。 そしてとてつもない推理力を持つ探偵・メルカトル鮎。 ある高校の理科準備室で教師が殺害された。 容疑者は同フロアの別の教室にいた生徒二十名。 全員アリバイを持っているが、彼らの中に犯人は存在するのか。 推理作家・美袋三条を相棒に従え、メルカトルは常識破りな推理を展開していく。 容疑者は生徒二十人美少女アニメオタクとして生徒たちの間で有名な物理教師・那須野が、理科準備室で死体となって発見されました。 頭部を硬質ガラスの灰皿で数回殴られたのが死因です。 死亡時刻に該当する時間、同フロアの各教室いた生徒は二十人。 メルカトルは美袋とともに学園へ赴き、生徒たちから事情を聞き、時系列と各人の動きを整理し、現場である理科準備室を調べます。 そしてでた結論は、犯人は「いない」。 警察によれば明らかに他殺死体である、ということ